“格下”韓国に敗北 パリ五輪前ラストの強化試合で3Pシュートとリバウンドに課題残る 3P成功は35本中11本 最終Q残り36秒で逆転も1点およばず

◇SoftBank CUP 2024(東京大会)バスケットボール男子日本代表国際強化試合 韓国85-84日本(5日、有明アリーナ)

パリ五輪前最後の強化試合となる韓国との一戦。世界ランキング26位の日本は同ランク50位の韓国に敗北しました。

第1Q、比江島慎選手が連続3ポイントシュートで勢いをつけます。残り3分36秒で10-11と逆転されます。しかしテーブス海選手が強弱をつけたユーロステップでゴール下に潜り込みシュートを決め、再びリードを奪います。身長2メートル4センチの川真田紘也選手がオフェンス、ディフェンスで連続好プレー。15-13で第1Qを終えます。メンバーが交代するたびにこの日ベンチ外となっている渡邊選手が背中を押し鼓舞します。

第2Qでも比江島選手の3ポイントがさえます。富樫勇樹選手からのゲームメークからスピードのある試合展開を行いますが、残り6分58秒で3ポイントを奪われ、さらに連続ポイントで21-27にリードを広げられます。しかし、富樫選手のドライブからホーキンソン選手がフリースローオンファウル1で3ポイントを奪います。日本が決めきれない3ポイントシュートをしっかり決める韓国に、苦しい時間が続く日本。残り2分25秒で29-40でリードを徐々に広げられます。

前半を終え、35-46で日本は追いかける状況となります。

第3Q、3ポイントシュートがなかなか決まらない日本はリバウンドでも競り勝てず、点差を縮められません。しかし、残り5分27秒に20歳のジェイコブス晶選手の3ポイントシュートが決まります。さらに残り2分52秒で富永啓生選手が決死のスチールで相手のファウルを奪い2点追加。その後も富永選手のフィジカルの強いディフェンスからボールを奪う動きのある攻撃が続きます。しかし、韓国もリングをはじいたボールをねじ込むゴールで強さを見せつけます。

52-72で迎えた最終第4Q、序盤から河村勇輝選手の強い守備や、馬場雄大選手のスチールで韓国のボールを奪っていきます。途中、渡邉飛勇選手が相手選手と交錯し途中交代する場面もありました。しかし、粘る日本はジェイコブス選手が連続3ポイントシュート、残り3分41秒で河村選手が3ポイントを決め、さらにホーキンソン選手も得点し、残り2分56秒で79ー80と1点差まで追いつきます。プレスを強くかけボールを奪っていく日本は残り36秒で逆転に成功します。しかし、最後まで競り合い格下韓国に敗北しました。

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