成績や生活状況など生徒の個人情報が約16時間閲覧可能に 教員が誤って資料データ添付 6日に保護者説明会 2年前にも同種の事案 盛岡第四高校

岩手県教育委員会は5日、県立盛岡第四高校で生徒の成績などの個人情報が、パソコンやタブレット端末上で一時閲覧できる状態になっていたと発表しました。現在は閲覧できなくなっていますが、閲覧できた生徒の個人情報が一部か全員かは公表されておらず、6日に開かれる保護者説明会で経緯や個人情報の流出などが起きていないか学校が報告するということです。

県教委によりますと、閲覧できる状態になっていたのは、教員が生徒の通知表をつくるために生徒の成績や生活状況について共有する会議の資料データです。
7月3日に担当の教員が、連絡や課題配布などで使うチャットや音声・ビデオ通話のできるアプリを使って、2年生に学習課題を配信しようとした際、誤ってこの資料データを添付したものです。これにより4日朝に発覚するまでの約16時間、約240人いる2年生なら誰でも閲覧できる状態にあったということです。
学校は4日、全校集会で生徒に謝罪するとともに2年生に対してデータの削除を依頼しました。
現在経緯や個人情報の流出・不正利用の発生について学校が調査していて、6日に開く保護者説明会で結果を報告するということです。
この学校では2022年6月にも当時の3年生の進路希望調査資料が一時、ファイル共有アプリ内で生徒なら誰でも閲覧できる状態になっていたことが発覚しています。

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