猛暑日161地点…三重・松阪市で39.7度 日本列島各地で災害級の暑さ 引き続き熱中症に厳重な警戒必要

5日も日本列島各地で災害級の暑さとなった。
35度以上の猛暑日の地点も161と4日の倍以上、2024年最多を更新し、東京都心も2日連続の猛暑日となった。

児童らは“黄色い傘”を日傘代わりに下校

5日、日本列島で一番暑かった街は、三重・松阪市。
最高気温はもうあと一歩で40℃超えの39.7℃で、観測史上最高を記録した。
松阪市立粥見小学校では、児童らが下校していたが、ビニール傘を日傘代わりにして、教員が付き添いながら帰宅する姿が見られた。

宮崎市も平年より5.4度も高い最高気温35.6度を記録した。
時折鋭い日差しが差し込んで湿気を帯びた生ぬるい風が吹き、短時間外にいるだけで汗がにじみ出てきた。

一方、「イット!」取材班が向かったのは、“日本一暑い街”の称号を得たこともある埼玉・熊谷市。
5日の最高気温は平年より6.3℃高い、35.8℃だった。

その暑さを身をもって知る人が多いためか、日中、街中を歩く人の姿はまばらだった。

涼み用ベンチにも人の姿はなく、試しに広瀬修一キャスターがベンチに腰掛けたが、おしりが熱くなってしまい、なかなか休憩する人はいなかった。

そんな中でも、炎天下で活動をする人々の姿があった。
手元の温度計で43℃を計測していたが、部活動が行われていて、日陰がまったくないトラックを部員たちが走っていた。

そんな“酷暑列島”では、5日も熱中症による搬送が相次いだ。

京都市では校外学習中の小学生9人体調不良

最高気温36.5℃を記録した京都市では、校外学習中の小学生9人が体調不良を訴え、3人が熱中症の疑いで搬送された。

また、東京消防庁によると、都内で5日、熱中症で55人が搬送されたといい、厳重な警戒が各地で必要だ。
(「イット!」7月5日放送より)

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