タータン柄ユニホームでも…西武ついにロッテ戦0勝9敗 山村崇嘉の好走塁などで1点差に迫るが…救援ヤンがミスミス追加点許す

5回、2点を追加された西武・今井(撮影・冨永豊)

◆西武3―6ロッテ(5日、ベルーナドーム)
ロッテに勝てない…。西武が天敵にまたも黒星を喫し、今季の通算成績0勝9敗となった。ファッションブランド「NEWYORKER」とのタータン柄のコラボユニホームに身を包んだレオ戦士だったが捉えきれなかった。先発の今井は右手指から出血するアクシデントに見舞われ、本領を発揮できなかった。

5勝目を狙った今井が3回につかまった。1死一塁で3番ソトに左中間に二塁打を浴びて先制を許す。四球で一、二塁とピンチを広げるが、ここは中心投手の意地を見せ、佐藤、中村と三振に切って取る。

5回には無死一塁から再びソトに適時二塁打を浴びる。さらにポランコにも右前適時打を打たれ、リードを3点に広げてしまう。今井は5回3失点でマウンドを降りた。

打線はロッテ先発の小島の前に6回まで2安打のみだったが、7回に爆発する。四球と山村の右前打で無死一、二塁の好機をつくると、7番西川が右前適時打。西川が一、二塁間に挟まれている隙に三走の山村が本塁をつき、2点を返す。さらに代打長谷川にも左前適時打が生まれ、1点差に詰め寄る。

しかし、8回にマウンドに上がったヤンが自らの暴投や悪送球なども絡んで2点を献上。追い上げムードも潰えた。

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