八村塁と渡邊雄太欠場の日本 最終クオーター怒濤の追い上げも1点及ばず 河村勇輝「1点差以上に反省の多い試合」【バスケットボール男子・国際強化試合】

猛烈な追い上げを見せたものの韓国に敗れた日本(撮影・伊東昌一郎)

◆バスケットボール男子・国際強化試合 日本84―85韓国(5日、東京・有明アリーナ)

昨夏のワールドカップを想起させる、怒濤(どとう)の追い上げの中心にいたのは河村勇輝(福岡第一高出身)だ。20点ビハインドで迎えた最終クオーターだけで16点を記録。鋭いドライブも併せて日本の攻撃を組み立て力強くけん引していった。

それでも黒星に笑顔はない。「1点差ではあったけど、1点差以上に反省の多い試合。40分間、自分たちのバスケをしないと勝つことは難しい」。チーム最多の23得点も、全体でミスが目立ち、相手に大量リードを許した展開を悔やんだ。

完敗した東京五輪の教訓を踏まえ、突出した個人能力を持つ八村塁と渡邊雄太に〝頼りすぎない〟形を目指す。2人が欠場する今回の韓国2連戦は重要な実戦でもあり、次戦7日へ「リベンジする機会がある。修正をして勝利を」と河村は誓った。(山田孝人)

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