男子日本代表は4Qに入って20点差を追い付くも韓国に1点差で惜敗

7月4日、男子日本代表国際強化試合『SoftBank CUP 2024 (東京大会)』のGAME1が有明アリーナで開催された。代表候補選手16人のうち、このGAME1には八村塁、渡邊雄太、金近廉、佐々木隆成の4人を除いた12人がロスター入り。若手主体の韓国代表を迎え、1万3千420人の観客が会場を赤く染める中で戦いに挑んだ。

互いになかなか先制点が決まらない重い立ち上がりとなるが、日本は#6比江島慎がコーナーから2本連続で3Pシュートを決めて先手を打った。さらに#5河村勇輝のドライブでリードを広げにかかる。だが、韓国も#5ピョン・ジュニョンの3Pや#9ヤン・ジェミンのドライブ、#22オ・ジェヒョンの速攻などで対抗。試合は競り合いとなり、15‐13で日本が2点リードと、1Qはほぼ互角の展開になった。

2Q、日本は開始すぐさま#2富樫勇樹が3Pシュートを決め、その後も#6比江島がこの日ノーミスで3本目の3Pシュートを決める。だが、ここから徐々に流れは韓国に傾いた。激しいディフェンスで日本に攻め込ませず、#5ジュニョンのドライブや#6イ・ジョンヒョン、#12ムン・ジョンヒョンの3Pシュートで逆転。苦しくなった日本は#24ジョシュ・ホーキンソンがバスケットカウントを決めて反撃するが、要所で3Pを決められる。流れを変えるべく5人をフル交代させるものの、得点が伸び悩んで流れは韓国のまま。韓国は3Pシュートを高確率で決め、激しいディフェンスから速攻に走るなど、日本のお株を奪うようなバスケットを展開した。結局、11点差で入った3Qも#6ジョンヒョンらが3Pシュートを決め続けてリードを拡大。3Qを終えて韓国が20点リード(72‐52)に成功した。

4Q、開き直った日本は#18馬場雄大が攻防で積極性を見せ、#5河村もバスケットカウントや3Pシュートで得点を量産する。残り6分半、#6比江島のリバウンドシュートで12点差まで縮め、韓国のタイムアウト。その後も#4ジェイコブス晶の2連続3Pシュートで6点差とし、チームも勢い付く。河村が珍しくハンドリングでミスするが、その直後に値千金の3Pシュートを決め、その後も#24ホーキンソン、#5河村の得点などで残り1分を切りついに同点に追い付いた。会場も最高潮の盛り上がりとなる中、#18馬場がディフェンスでプレッシャーをかけてマイボールに。続くオフェンス、#5河村がファウルをもらい残り36.3秒、フリースローを2本決めて逆転に成功。それでも、韓国は#6ジョンヒョンがタフショットを決めて84‐84と譲らず。最後はリバウンドの競り合いでファウルを吹かれ、0.9秒で相手にフリースローを与えてしまう。これを1本決められ、84‐85で惜しくも敗れる結果となった。

4Qだけで16得点、4アシストを記録し、獅子奮迅の働きを見せた河村だが、試合後は「勝たなければいけない試合だったと思います。若手中心の韓国相手に、リバウンドも負けていますし、相手の方が最初からエネルギーがありました。僕たちがやりたいことを相手にやられて、後手後手に回ってしまったと思います」と反省の弁。明後日のGAME2に向け、「この負けから学ばなければ意味のないものになってしまうので、しっかりマインドセットを切り替えて臨みたいと思います」と話していた。

また、トム・ホーバスヘッドコーチは、「いろいろなコンビネーションが見たかった。第4Qから、やっとみんながうちのバスケットをやったかなと思います。明後日は、うちのバスケットを最初から最後までやらないといけない。オリンピックまでまだ3週間あるけれど、この負けから学ばなければいけないし、マインドセットをチェンジしないとだめかなと思います」と気を引き締めていた。

女子日本代表国際強化試合 三井不動産カップ2024(東京大会)

・[DAY 1]7月4日(木曜日)恩塚HC率いる女子日本代表は大差での勝利を収めた
日本代表125-57ニュージーランド代表
<放送>フジテレビ地上波/CSフジテレビNEXTにて生放送

・[DAY 2]7月6日(土曜日) 日本代表VS 女子ニュージーランド代表
ティップオフ13:30~
<放送>テレビ朝日系列にて生放送 ※一部地域をのぞく

男子日本代表国際強化試合SoftBank CUP 2024 (東京大会)

・[DAY 1]7月5日(金曜日)
20点差を4Qで追い付くものの1点及ばずに敗北
日本代表84‐85男子韓国代表

<放送>日本テレビ系列にて生放送

・[DAY 2]7月7日(日曜日)
日本代表VS 男子韓国代表
ティップオフ19:30~
<放送>テレビ朝日系列にて生放送

© 日本文化出版株式会社