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第106回全国高校野球選手権群馬大会は6日開幕し、64校59チームが27日の決勝まで甲子園出場を懸けて熱戦を繰り広げる。5日は前橋市の上毛新聞敷島球場で開会式のリハーサルが行われ、式典に携わる高校生や大会役員が進行手順を確認した。
6日は開会式が午前8時5分から同球場で開かれる。同9時半から開幕試合で勢多農と藤岡北が対戦する。この試合の勝者は13日の2回戦で、今春の選抜甲子園大会を制した健大高崎と顔を合わせる。
5日のリハーサルでは市立前橋高の女子生徒約80人が入場行進の練習を行い、各チームのプラカードを掲げてダイヤモンドを一周した。前橋育英高吹奏楽部の演奏に合わせて歩く速度や動線を入念に確かめた。
行進の先頭に立つ先導役は樹徳高野球部3年の浅井遥希さんが務める。けがの影響でベンチ入りはかなわなかったが、井達誠監督から「3年間頑張った成果を出してきてくれ」と指名された。浅井さんは「メンバーを外れて悔しかったが、ここで集大成を見せる。みんなをしっかり引っ張って堂々と歩きたい」と力を込めた。