『GTA V』シングルプレイ型DLC開発中止は『GTAオンライン』の人気のせい―元関係者が主張

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長年開発が噂されている『グランド・セフト・オートV』用シングルプレイ型DLCですが、『GTAオンライン』の成功に伴いその開発が中止されたとする元関係者の発言が報じられています。

長く愛される人気コンテンツの出現は、思わぬ影響を齎したのかもしれません。

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長年開発が噂されている『グランド・セフト・オートV』用シングルプレイ型DLC、その凶暴性などから強烈な存在感を放つトレバーが主役の、ストーリー性重視のものだと報じられています。

このDLCですが『GTAオンライン』のが人気となったことから、こちらに注力すべく開発が中止されたとロックスターで6年間シニアカメラアーティスト兼バーチャルシネマトグラファーを務めたJoseph Rubino氏がSanInPlayさんによるインタビューにて回答しています。

「『GTAオンライン』はリリース後、長く愛される人気作となったからね。そんな“a cash cow(利益率の高いコンテンツ・ドル箱)”を相手にシングルDLCが太刀打ちできるなんて話は到底できなくてね。」と語る氏。

「思い返せばあの時にどっちも進めるべきだと言えれば良かったんだけどね。でも、ビジネス上の決断ってやつを彼らはしたんだ。」

この判断に「軽い苛立ちを覚えた」と告白するRubino氏ですが、どうやら多少の救いもあったようです。

「結局スタッフたちは色々やり上げたようだね、そう信じているし、後の『GTAオンライン』のイテレーションからしても実際そうだと思うよ。どうも無駄にはならなかったようで、これはとてもとても嬉しいことだね。」

リリース以降10年近く愛され続けてきた『GTAオンライン』、その人気の影には様々な決断と涙のドラマが秘められているようです。

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