ジェニファー・エスポジート、自宅を担保にして監督デビュー作を製作

ジェニファー・エスポジート(51)は、自宅を担保にして監督デビュー作を製作したという。新作『フレッシュ・キルズ』の脚本と監督、ならびに出演も果たした『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』などで知られるジェニファーは、情熱を注いでいるそのストーリーを語るために、自身で「製作し、ほとんどを払った」と明かしている。

米情報番組『ライブ・ウィズ・ケリー・アンド・マーク』に出演したジェニファーは、「自宅を担保にしたの。誰も作りたがらなかったわ。読んでもらうことさえできなかった。そして(彼らが)読んでくれた時には、『大物男性をキャスティングしてくれたら500万ドル(約8億円)出すよ。女性では映画は売れないから』って感じだったわ」と振り返る。

そこでジェニファーは、夫に過激なアイデアを持ちかけることにしたという。「私の素敵な夫のところに行って、こう言ったの。『家を担保にするってどう思う?』ってね。自分に賭けなければ、誰が賭けてくれるの?」

そしてこう続けている。「『フレッシュ・キルズ』は、マフィアというジャンルで初めて女性の視点が描かれた作品よ。若い女性たちが本当に激しく怒っていたわ」「私は、この映画は選択肢の問題だと思った。自分のキャリアや人生において障害にぶつかったとき、『あの怒りはどこから来たのだろう』と思い、何度も(脚本を)読み返したわ。私たちが入れられている箱のことで彼女たちには選択肢がなかったのよ」

一方でジェニファーは以前、「ハーヴェイ・ワインスタイン的な人物 」によってキャリアを寸断されそうになったことを明かしていた。その人物の名前は挙げなかったものの、まだ26歳だった頃、「悪名高い」「残忍な」プロデューサーから、成功への道を頓挫させる作戦の一環として嘘を広められたという。

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