バスケ男子日本代表が国内ラストマッチで韓国にリベンジ…河村、ホーキンソンら躍動

7月7日、有明アリーナで「SoftBank CUP 2024(東京大会)」が行われ、男子日本代表(FIBAランキング26位)が韓国代表(同50位)との第2戦に臨んだ。

第1戦に84-85で敗れた日本代表。トム・ホーバスヘッドコーチは、河村勇輝、比江島慎、吉井裕鷹、渡邉飛勇、ジョシュ・ホーキンソンの5名をスターターに起用した。

渡邉飛勇がリバウンドを押し込み初得点を挙げると、1人で立ち上がりから5得点を挙げる。しかし、この試合でもアウトサイドシュートの確率がいい韓国にリードを許す展開に。それでも、富樫勇樹とテーブス海を同時投入すると、早速テーブスがホーキンソンの3ポイントをアシスト。さらに、ジェイコブス晶がオフェンスリバウンドからホーキンソンの得点につなげると、今度は自身でダンクを叩き込む。また、川真田紘也がブロックや豪快なダンクでアリーナを沸かすと、富樫の3ポイントも決まり、19-22と点差を詰めて第1クォーターを終えた。

続く第2クォーターでは大黒柱のホーキンソンが得点を重ねてチームをけん引するも、韓国の3ポイントに苦しむ時間帯が続く。しかし、中盤以降は日本がディフェンスから試合の流れをつかむことに。河村とホーキンソンのホットラインが機能すると、河村はジェイコブスの3ポイントもアシスト。さらに、川真田がプットバックでバスケットカウントを獲得し、3点プレーを成功させると、吉井の得点でついに逆転に成功する。その後も河村のタフショットや比江島のバスケットカウントなどが決まり、約5分間で16-3のランを作った日本が43-39で試合を折り返した。

第2クォーターだけで12得点を奪ったホーキンソン[写真]=伊藤大允

後半開始から司令塔の河村がエンジン全開。自ら連続3ポイントを沈めるだけでなく、ホーキンソンや吉井の得点を演出し、韓国を突き放す。攻撃の手を緩めない日本はジェイコブスの3ポイントに加え、比江島のアシストからホーキンソンが強力なワンハンドダンクを披露。終盤には川真田と富樫がフリースローで得点を伸ばし、68-57と2ケタ点差で第3クォーターを終えた。

最終第4クォーターでは序盤からホーキンソンのアシストから渡邉飛勇が得点。さらに、富永啓生がホーキンソンの得点を演出した直後に、今度は自ら待望の3ポイントをヒット。さらに立て続けに河村がドライブからバスケットカウントをねじ込み、会場は熱気に包まれる。河村は試合終盤にもバスケットカウントで3点プレーを成功させるが、韓国の連続得点を受けて点差を詰められる時間帯も。それでも、渡邉飛勇のブロックやホーキンソンの得点で最後まで逆転を許さず、88-80で日本が勝利を収めた。

国内最後の強化試合を勝利で終えた日本は、ホーキンソンが34得点14リバウンド2ブロック、河村が17得点9アシストと存在感を放った。さらに、ジェイコブスが8得点7リバウンド、渡邉飛勇が7得点3リバウンド2ブロック、川真田が7得点、富樫が5得点、比江島が2得点5アシストをマークした。

パリ五輪を控える日本代表は今後、渡欧してから強豪のドイツ代表(同3位)、セルビア代表(同4位)と強化試合で激突し、7月27日にドイツ代表との五輪初戦を迎える。

■「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第2戦 試合結果
日本 88-80 韓国
JPN|19|24|25|20|=88
KOR|22|17|18|23|=80

【動画】後半開始から無双モードに突入した河村勇輝!

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