蓮舫氏が涙 辻元清美氏のゲキに涙「このあと大きな勝負に出るための蓄え」意味深「挫折から学ぶこと大きい」

 涙を浮かべ会見場を後にする蓮舫氏(撮影・棚橋慶太)

 7日に投開票された東京都知事選は、現職の小池百合子知事が当選確実となった。敗れた元立憲民主党の参院議員の蓮舫氏は都内で会見。応援演説にも立った立憲民主党の辻元清美代表代行から激励の言葉を送られると、涙を流す場面があった。

 辻元氏は「一緒に戦えて誇りに思う」としつつ「私が言いたいのは、負けた蓮舫を初めて見た。これはとても大事なことじゃないかと思ってる」と語った。「私も議員辞職があったり、落選がありました。私たち政治家っていうのは挫折から学ぶことがものすごく大きい」と自身の経験も踏まえてエールを送った。

 また、これまでの蓮舫氏を「勝ち続けてかっこいい蓮舫やった」といい、「今回負けたことが、次につながる」と熱弁。「私はもう一度一緒に政治家として働きたい。もったいないもん!」と熱弁し、その言葉に蓮舫氏は笑顔を見せつつ、目には涙を浮かべていた。

 そして最後には「親友としてはここでの負けは相当このあと大きな勝負に出るための蓄えになると思う」と意味深な発言も飛び出し「1回『蓮舫』という鎧を脱いで休んで!挫折ばっかりの辻本が思う。蓮ちゃんお疲れさま、でも頑張った!」と鼓舞。涙を流した蓮舫氏と熱い抱擁を交わした。

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