【中日】逆襲のキーマン中田翔の復帰はいつ?「貢献できてないことは自分が一番分かっている」

中日・中田翔

【核心直撃】中日は7日の広島戦(バンテリン)に2―1でサヨナラ勝ちして3連勝。首位のカープに3・5ゲーム差まで接近した。だが直近15試合で2得点以下が14試合と得点力不足は相変わらず。貧打解消のカギを握るのが腰痛のため戦線を離脱している中田翔内野手(35)の復帰だが、現状はどうなのか。ドラゴンズ逆襲のキーマンを直撃した。

――現在はどんな状況

中田 9日から二軍に合流します(9日からナゴヤ球場でソフトバンク3連戦)。

――一軍復帰のメドは

中田 どうだろう。そこは今は分からない状況というか…。二軍に合流してその日、試合に出るかどうかも今は分からない。(二軍首脳陣と)いろいろ話をしながらだね。フリーバッティングとかはそんなに強い違和感を持つわけでもなくやれている。これが実戦形式になってどうなるか。慎重にやっていけたらいいかなと思います。

――腰の状態は

中田 100%かと言われたらどうなのかだけど初めの力の入らない感じからは良くなったかな。体幹を鍛えるメニューをこっちにいる間に突き詰めてやっている。(腰痛とは)うまく付き合いながらやるしかないです。

――チームは広島に連勝して首位と4・5ゲーム差(※7日も勝利して3・5差)。シーズンを通してみればここからが正念場

中田 4・5ゲーム差なんて、すぐひっくり返る数字だから後半戦がすごく大事なのかなと思います。

――後半戦に照準を合わせている

中田 自分が上がるかどうかというのは一軍の状況にもよりますし、自分で決められることではない。どうなるかは分からないけど、自分が今できることを精いっぱいやった中で続けていければいいかなと思います。

――中日は2得点以下の試合続きで、ファンも中田選手の復帰を待ち望んでいる

中田 いやいや、みんな一試合一試合勝つために頑張っています。自分も二軍にいても一軍の試合を見て応援しています。2点以下と言われるけど1―0でも勝てばいい。そこは気にすることなくやっていければいいと思います。投手がこれだけいいので競った試合になってくるのは当たり前。毎回毎回、大量得点できればそれに越したことはないけど難しい。

――開幕から3か月以上が過ぎて、ここまでの自身を振り返ると

中田 振り返ることもないよね。(チームに)貢献できてないことは自分が一番分かっている。この世界は結果が残らなかったら終わりなので。でも(腰の状態は)二軍に落ちた時に比べたら良くはなっていますね。

© 株式会社東京スポーツ新聞社