マカオのIR内でイベントチケット強奪し転売…中国人の男女逮捕

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

 マカオ司法警察局は7月8日、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)併設のショッピングモール内でスポーツイベントの入場チケットの強奪事件が発生し、中国人(中国本土居民)の男女2人を逮捕したと発表。

 同局によれば、同月6日、中国本土からマカオを訪れていた女性がIR併設のカジノから贈られたチケット2枚を手に持ってモール内を歩いていたところ、見知らぬ男女2人からチケットについて尋ねたいと声をかけられた際、突然相手側の男にチケットを強奪され、2人が逃げ去ったことから、警察へ通報。その後、被害者女性がモール内で別の男1人が強奪されたチケットを見せながら転売しているのを発見したとのこと。

 通報を受けた同局が被害者から提供を受けた情報をもとに、容疑者3人の外見状の特徴と逃走ルートを特定し、容疑者らは強奪したチケットを他人に転売した後、中国本土へ逃走していたことが判明。翌日(7日)、このうち男女2人が再びマカオ入りしたため、イミグレーション内で取り押さえることに成功したという。

 同局では、捜査で得られた情報から上述の男女2人の事件への関与は濃厚とし、強盗及び詐欺罪で検察院送致するとともに、逃走中の男の行方を追っているとした。

© 大航海時代新聞出版社有限公司