対馬沿岸に大型クラゲ 15年ぶりの大量発生に「注意が必要」 過去には大規模な漁業被害も【長崎】

漁業に影響をもたらす大型のクラゲが対馬沿岸で大幅に増えているとして、水産庁が注意を呼びかけています。

6月、対馬市豊玉町志多浦などで10センチから30センチの小型のクラゲ2千匹がかかっているのが確認されました。

このほか市内4カ所の定置網でもクラゲが見つかっています。

周辺の海域を調査した水産研究・教育機構によりますと、7月2日の目視調査では韓国側の海域に2113匹、九州側に616匹が確認されています。

1回の調査で2千匹を超えるのは大量発生した2009年以来、15年ぶりです。

「エチゼンクラゲ」は大きいものは直径1メートルから2メートルにもなります。

漁具が破損したり、魚の価値が下がったりするなどの被害につながることから、水産庁は「今後の推移に注意が必要」としています。

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