Ju-min Park Jack Kim
[ソウル ８日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領は、北朝鮮とロシアの軍事協力強化が欧州にもたらす脅威について北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議で議論すると述べた。また、ロシアは北朝鮮と韓国の間で真の利益がどこにあるかを選択しなければならないと指摘した。
ロシアが今後韓国との関係をどう構築したいのかは「全てロシア次第」だとし、ロシアと北朝鮮の新たな軍事協定の状況次第で韓国はウクライナへの武器支援について決断すると説明した。
「ロシアと北朝鮮の軍事協力は、朝鮮半島と欧州の平和と安全に対する明確な脅威であり、重大な挑戦である」と指摘した。
尹氏は米ワシントンで開かれるＮＡＴＯ首脳会議に出席予定。同氏は２０２２年に韓国の首脳として初めてＮＡＴＯ首脳会議に出席した。
尹氏は「北朝鮮は明らかに国際社会に対する脅威だ。ロシアが自国の利益のために南と北のどちらが重要で必要なのかを分別を持って判断することを望む」と述べた。さらに「今後の韓国とロシアの関係はロシアの行動にかかっている」と語った。
