1113円の肉に102円のバーコード貼り付け セルフレジで不正精算 差額約2700円だまし取った73歳男逮捕

スーパーで購入しようとした商品に別の安い商品のバーコードを貼り付けて不正に精算したとして73歳の男が逮捕された。差額約2700円をだまし取った電子計算機使用詐欺の疑いが持たれている。

1113円の肉に102円バーコード

不正な清算が行われたのは2024年4月、佐賀市のスーパーのセルフレジ。逮捕されたのは、佐賀市に住む無職の男(73)だ。

この男は、食料品など4点、計約3000円相当の商品に、それぞれ価格が安い別の商品から切り取ったバーコードを貼り付けてセルフレジで不正に清算し、その差額約2700円をだまし取った電子計算機使用詐欺の疑いが持たれている。

元々のバーコードを手で隠しながら

男はセルフレジで元々のバーコードを手で隠しながら、貼り付けた安い商品のバーコードを読み取らせていたという。

男は1113円の肉に102円のバーコードを、950円の果物に42円のバーコードを貼り付けるなどしていた。

放置されていた商品で不正発覚

発覚のきっかけとなったのは、商品を袋詰めする台に放置されていた商品。

男が置き忘れたとみられる商品を客が発見し店員に届けたところ、商品に切り取ったバーコードが貼り付けてあるのがわかり不正清算が発覚。その後、警察が捜査し男を特定した。

バーコードを事前に用意?

警察の調べに対し男は「弁解することは何もありません」と容疑を認めている。

警察は、貼り付けたバーコードが事前に用意していたものかなど、手口の詳細や余罪などについて詳しく調べている。

(サガテレビ)

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