夏休みの予定は? 旅行者数は減少か 大手旅行会社が調査

とちぎテレビ

全国各地で連日暑い日が続いていますが、もうすぐ夏休みを迎えます。大手旅行会社は夏休み期間の旅行者の数について、2023年よりも減少するという推計を発表しました。

大手旅行会社、JTBによりますと7月15日から8月31日までの夏休み期間に1泊以上の旅行に出かける人は全国で6千975万人と推計され去年に比べて4.1%の減少です。新型コロナが5類に移行した直後だった去年に比べると旅行への意欲が落ち着いたとみられます。

このうち、国内への旅行を予定している人は6千800万人で去年の同じ時期に比べおよそ4.2%減りました。

日数は1泊2日が37.6%と最も多く、去年より5.1ポイント増加しています。1人当たりの費用は2万円から3万円未満が18.9%と最も多く、目的地も比較的、近い場所の傾向があり、費用を抑える工夫がみられます。

一方、海外旅行を予定している人の数は175万人で、新型コロナの流行前と比べると65%まで回復しましたが、円安や物価高の影響もあり去年をわずかに上回る程度でした。行き先は、7月に開幕するパリオリンピックの影響もあり、ヨーロッパが17.5%で最も多く韓国、東南アジアと続きます。

栃木県内の人たちはどのような夏休みを過ごす予定なのでしょうか。

県民:「9月にギリシャに行こうと思う」「サッカー観戦で大阪に行く」「フェスに参加する」

一方、連日の猛暑でこのような声もありました。

県民:「暑くて何も決められない」「涼しいところに行きたい。ショッピングモールなど」

今年も全国的に暑い夏が予想されていて「暑さ」も旅行先を決める要素として大きくなっているのがうかがえます。

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