タジマ、新型EV車両5機種を発表…バンからミニカーまで幅広いラインナップ

新型グリーンスローモビリティ「TAJIMA NAO2」

タジマモーターコーポレーションは7月4日に、新型EV車両5機種の発表試乗会を、静岡県掛川市の「タジマ掛川次世代モビリティR&Dセンター」にて開催した。

ホンダ『プレリュード』次期型は赤が似合う? 新写真を公開...市販版は欧州にも投入へ

今回発表された新型車両は、グリーンスローモビリティ『NAO2』シリーズ2タイプ、電動商用バン『TVC-700』、電動乗用ワゴン『TWC-07』、そして電動ミニカー『T-mini』の5車種。これらの車両は、商業や観光業での利便性向上、交通課題の解決を目指して設計されている。いずれも7月4日より受注を開始している。

グリーンスローモビリティNAO2は、インホイルモーター採用とバッテリー配置の最適化により、超低床フラットフロアを実現した。子供からシニア、車いす利用者まで乗降しやすいユニバーサルデザインが特徴だ。4モーター4WDにより寒冷地での安全運行に貢献でき、ルーフには省エネ効果の高いナノファイバー断熱材を採用している。8人乗りのNAO2-8Jと6人乗りのNAO2-6Jが用意されている。価格(消費税込み、以下同じ)はNAO2-8Jが893万2000円、NAO2-6Jが797万5000円。

電動商用バンのTVC-700は、近距離輸送やデリバリーに特化したモデルで、全長4.5m、全幅1.7m未満のコンパクトなサイズが特徴。荷室容量は約5立方メートル、最大積載量700kgで、航続は251km(WLTCモード)と1日の配送に必要な性能を持っている。価格は488万4000円。

電動乗用ワゴンTWC-07は、7座席のEVワゴンで、近距離の旅客輸送に適している。3列シートの2列目はセパレートシートを採用し、3列目へのウォークスルーで乗降性を向上させている。価格は547万8000円。

電動ミニカーT-miniは、全長2.4m、全幅1.1mのコンパクトなサイズで、狭い道での運転やUターンも容易に行えるという。リチウムバッテリーを搭載し、満充電走行距離は80kmである。価格は108万9000円。

© 株式会社イード