アニメ【推しの子】第2期スタート!いきなり緊張感のある展開にSNS騒然「ヒッリヒリしました」

アニメ『【推しの子】』の第2期が7月3日からスタート。第2期はアクアが有馬かな、黒川あかねらと出演する人気マンガ『東京ブレイド』の舞台稽古の場面からスタート。劇団ララライの役者たちに囲まれ、大きく飛躍するかな。かなの才能を認めながら、ライバル心を激しく燃やすあかね。才能と熱意のある役者が集う中、演技すらも利用してアイの死の真相を追い続けるアクア、そしてアイドルとして母の背中を追い続けるルビーの模様が描かれる。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆かなの役者の才能が覚醒(かくせい)!

人気マンガ『東京ブレイド』の舞台に出演することになったアクア、かな、あかねは稽古をスタートさせる。かなは演技の仕事に前向きなようで、アクアはそんな彼女のことを「あいつは演技の話になると、熱がこもりすぎて怖いからな」とあかねに話していた。アクアは演技には全く興味がなく、むしろ生前のアイを知る劇団ララライの代表・金田一に接触するためだけの手段に過ぎなかった。

初舞台のメンバーも多かったが、稽古は順調。特に没入型の演技をするあかねと、子役時代の経験を元に周りを生かす演技ができるかなはまさに好対照だった。

主演を務める劇団ララライの看板役者・姫川との稽古中、彼から「遠慮しないでいいよ」と言われたかなは演技力が覚醒。あまりの熱演に圧倒されるあかねや劇団メンバーたち。彼女の演技を見た金田一は「どいつもこいつも負けず嫌いだからよぉ、あんなの見せられて何も思わねえわけがない」とかなに一目置くようになる。アクアはあかねに「このままじゃ負けるぞ、大差でな」とハッパをかける。

◆原作者のまさかの一言にSNSも騒然

一方、あかねはなかなか稽古に没入できないでいた。理由はあかねが演じる役柄・鞘姫(さやひめ)のキャラクター設定にあった。最初はアクア演じる刀鬼(とうき)のヒロインとして登場していたが、物語が進むにつれ、舞台ではかなが演じている、敵役のツルギの方が刀鬼とのカップリングとして人気になってしまい、どんどんと出番が減ってしまったいわゆる「負けヒロイン」。

そして舞台上でも鞘姫は軽んじられており、舞台の尺を短くするため原作とは違った好戦的なキャラクターに変更されていた。そんな鞘姫にあかねは「大人しくしてるとこういう子(ツルギ)に全部持ってかれる」と感情移入していた。

あかねはその違和感をアクアに話すと、脚本家のGOAと金田一に「黒川が脚本について質問があるみたいなのですが…」と直談判の場を設ける。あかねは勇気を振り絞って鞘姫のキャラ変更について質問する。GOAは鞘姫のキャラ変更は物語の尺の問題だと話し、金田一は「この舞台においてお前の役割は、心情の深さを見せることじゃない」と説明する。

すると、そこに『東京ブレイド』作者の鮫島アビ子が稽古の見学にやってきた。かなり人見知りなようで、稽古の感想を求められたアビ子は「良い舞台にできると思う」とたどたどしいながら話し始める。すると「私が言わなきゃですよね」と突然アビ子が立ち上がり、金田一らの前に立ちはだかると、「脚本って今からでも直してもらえますか?」と問いかける。総合プロデューサーの雷田は焦りながら「もちろんですが、どのあたりを…」とアビ子に問うと、「どのあたりっていうか、その、全部」と脚本を全て修正するよう命じたのだった。

SNS上では、「リアルでもありそうな話なのがなんとも」「ヒッリヒリしました」「2期も安心して見れる」「最後にアビ子先生が『全部』持ってった」と第2期に対する期待の声が多く上がった。

『【推しの子】』の第十三話(第2期二話目)は7月10日(水)、TOKYO MXほかにて放送予定。

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

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