常習賭博で物議、不仲説も出たメンバーを許す?韓国の第1世代女性グループで“和解”の動きのワケ

ガールズグループS.E.S出身の歌手パダが、メンバーのユジンとシューに対する変わらない愛情を見せた。

パダは7月7日、自身のSNSを通じて「長い時間が過ぎたのも事実です。私たちは時間の前では最も弱い存在ではありますが、本心というさらに大きな力が存在すると信じています」と伝えた。

続けて、「いつも最高のブドウを与えることはできないとしても、最後の瞬間まで実を結び、ファンに魂で種や葉まで伝えたいです」という願いも表現した。

加えて、パダはS.E.Sの楽曲『Just In Love』の映像を公開し、「始まりを忘れることができないから、太陽と夕焼けが一つだったように、いつも一緒にいることで」と、シューに向けた“和解のシグナル”を送った。

シューの映像にはハートを加え、さらなる愛情を示した。

(画像=パダSNS)

パダ、シュー、ユジンの3人は、かつて1997年にガールズグループ「S.E.S」としてデビューし、活動した。2002年12月に一度解散となったが、2016年には14年ぶりに完全体で再結成し、メンバー間の強い絆を見せた。

しかし、シューが2019年に海外常習賭博の疑いで有罪となると、グループ活動は中断を余儀なくされた。

その後、シューは4年間の活動自粛を経て、2023年にTV朝鮮の『スタードキュメンタリー:マイウェイ』で表舞台に復帰した。番組にはパダとユジンも出演し、復活を大々的に応援した。

ところが、パダは昨年9月、ライブ配信を通じて「シューと疎遠になった」と不仲を告白した。

当時、パダはS.E.Sの完全体再結成に対する質問に対し、「姉としてシューにしてあげたいことがあった。なぜあのような事件の後、すぐにタンクトップを着てはいけないのか、シューに説明した。おそらく、シューはそのような小言を言った私が嫌だったのだろう」と、シューとの関係性が気まずくなったことを伝えた。

また、「もう(賭博)しないから、で終わるのではない。その後、どんな人生を歩むかも重要だ」とし、「私は本当にS.E.Sとして歌いたい。そのためにあなたのそばで応援した。最後に、手遅れになる前にあなたを見つけて、そして帰ってきてほしい。ぜひあなたで会ってほしい。そうしてこそS.E.Sの歌もまた歌える資格がある」と涙を流したりもした。

そして、「私はあなたを信じる。あなたを信じているから、できるよ。あなたを信じる人はたくさんいる。あなたを信じて待っている人たちが。だからぜひ帰ってきてほしい」と固い友情も誇った。

(写真提供=OSEN)左からパダ、ユジン、シュー(写真は2016年撮影)

さらに、「本当に大事にしているからこそ、掛けたい言葉がある。私一人がそのような話をしてみたら、シューと少し遠ざかった感があるが、違うことは違うのだと、姉として言ってあげたいことがあった」とし、「今、あなたからの電話にも出られず、メールにも返信できないのは、私もあなたに指摘したくないし、傷付けたくないから」と涙ながらに伝えた。

その後、パダは「スヨン(シューの本名)、姉さんが足りなくてごめんね。いつでもあなたを待っているよ」と明かした。

そんなパダは今月4日、S.E.S時代の集合写真とともに「この写真好きですか?私が好きな写真」とし、「ユジンとシューがものすごく綺麗でした。私はただとてもさわやかだった時代」と和解の意思を伝えるなど、絶え間なく“和解のシグナル”を送っている。

© 株式会社ピッチコミュニケーションズ