「うるさいわいボケが!」タクシー会社にカスハラ暴言「いい加減にせえよ」専門家「いつ闇落ちするか分からない」 広島

広島県内にあるタクシー会社の配車室で、カスタマーハラスメントいわゆる“カスハラ”が目撃されました。

客:
(タクシーの配車)1台お願い。
担当者:
ごめんなさいね。きょうはもう(タクシーが)残ってないんですよ。
客:
うるさいわい!どっかおらんのか!ボケが!いいかげんにせえよ!

オペレーターへ浴びせる暴言。

このタクシー会社でカスハラは過去にもあった。

スマホアプリでの配車と電話による配車は別の仕組みという説明に、納得しない客。
「前日に乗ったタクシーを呼べ」と関係のないオペレーターに悪態をつきました。

客:
逃げんねんな!
担当者:
逃げるんではなくて、本当に関連が全くないので。アプリはアプリ、お電話の配車は(電話での)配車という。
客:
ええねんな!それでお前!タクシー会社やろって!その対応でええんやなって!なぁ!

このタクシー会社は今後、車両を手配できない時間帯には自動音声サービスを導入するなど、従業員を守る改善策を検討しています。

誰でも被害に遭う可能性がある悪質なカスハラ。

専門家は、「自分自身に問う必要がある」と警鐘を鳴らします。

企業のクレーマー対策に詳しい島田直行弁護士:
抜本的解決ができるのかは、どこの誰かではなくて、これを聞いている一人一人だと思います。自分自身がカスハラになっていないか考えたほうがいい。我々はいつ闇落ちするか分からない。

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