伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

「口上李家ローストチキン」製法4代目継承者の李傑さん。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

 【新華社天津7月9日】朝7時過ぎ、中国天津市武清区にある「口上李家ローストチキン」が店を開けた。店内は香辛料のきいた調味液を使った各種の煮込み料理が整然と並んでいる。中でも最も食欲をそそるのは焼きたてのローストチキンだろう。「口上李家ローストチキン」製法4代目継承者の李傑(り・けつ)さんは「原料のニワトリは成長サイクルが長く、肉質や味がより優れている。添加物を一切使わない伝統的な製法のため健康にも良い」と紹介した。

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

天津市武清区にある「口上李家ローストチキン」の店舗。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

 幼い頃からローストチキンの製法に親しんできた李さんは、26歳で代々伝わる技を引き継いだ。正真正銘、正統派の「口上李家ローストチキン」の味をより多くの人に届けたいと、李さんは経験豊かな父親から受け継いだ調味液を継ぎ足しながら使い続ける一方、製造技術を改良した。最新の生産設備を導入して、ローストチキンの香ばしくふわりとしたおいしさを長く保てるようにした。さらに、インターネットを積極的に活用して販路を広げ、電子商取引(EC)プラットフォームへの参入やライブコマースを通じて口上李家ローストチキンを徐々に全国に広げている。

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

口上李家ローストチキンの店内で商品を選ぶ客。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

 継承は古い因習にとらわれてはならず、時代に合わせた先にこそ将来の革新と発展がある。口上李家ローストチキンは武清区の無形文化遺産に申請されており、登録が待たれる。この名物料理は時間と地域の垣根を越えて、各地の人々に新たな食の楽しみを提供するだろう。

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

口上李家ローストチキンの店内で、ローストチキンを並べる店員。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

口上李家ローストチキンの店内で、ローストチキンを包む店員。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

口上李家ローストチキンの店内で、ローストチキンを作る店員。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

口上李家ローストチキンの店内で、ローストチキンを作る店員の手元。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

伝統の製法で作る健康的なローストチキン 中国天津市武清区

店内に並ぶローストチキン。(資料写真、天津=新華社配信/仲夏)

© 新華社