米政府、国内のガザ抗議活動をイランが扇動と非難 「容認できず」

[ワシントン 9日 ロイター] - 米ホワイトハウスは9日、米国内で発生しているパレスチナ自治区ガザに関連する抗議活動にイランが乗じようとしていると非難し、こうした行為は容認できないと警告した。

米情報機関トップのヘインズ国家情報長官はこの日、イラン政府とのつながりが疑われる人物らがインターネット上で活動家を装い、ガザに関する抗議活動を煽動し、デモ参加者に資金援助も行っていたと報告した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は記者会見で「米国民はガザ紛争について独自の意見を表明しようと努めてきた。平和的に多様な意見を表明する自由は、米国の民主主義にとって不可欠だ」と指摘。同時に「米政府には外国の悪意ある影響について国民に警告する義務がある。米国の民主主義を弱体化させようとする試みを今後も暴露し続ける」と述べた。

この件に関してイランは今のところコメントしていない。

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