来年の石油市場は需要が供給を上回る、米EIAが見通し修正

Shariq Khan

[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は9日発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、来年の全世界の石油市場は需要が供給を上回ると予想した。供給がだぶつくとしていた従来の見通しを修正した。

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が6月の会合で協調減産を来年末まで続けると決めたことを受けて予想を見直した。

EIAによると、来年は供給の不足分が今年よりも小さくなる見込み。最新の予測では、来年の世界の石油需要は1日当たり平均1億0470万バレル、供給は同1億0460万バレル。従来は需要を1億0450万バレル、供給を1億0470万バレルと見込んでいた。

OPECプラスの減産継続で今年も年末にかけて供給不足が深まる見込み。EIAの見通しに基づくと、今年後半には需要が供給を1日当たり75万バレル程度上回る。従来は今年後半の供給不足を55万バレル程度と見込んでいた。

石油は供給不足に伴って価格が上昇し、指標となる北海ブレントの平均価格は今年下期が1バレル=89ドルとなり、上期の84ドルを上回ると予想されている。

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