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本当の名前が「ブリュンヒルデ」の『崖の上のポニョ』のポニョ、阿笠博士(ひろし)が本名の『名探偵コナン』の阿笠博士(はかせ)。キャラクター自体になじみはあるものの、その本名については知らなかったというケースは意外に多い。
そんな“有名キャラの本名”を知ると、そのキャラのことがより深く分かるような気がする。今回はそういったキャラクターの名前を、6つ一気に見ていこう。
■その名前の意味は…『ゲゲゲの鬼太郎』ねずみ男「ペケペケ」
まずは『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するねずみ男だ。実はねずみ男という名前は種族名で、本名は「ペケペケ」であるということが、原作漫画の「鬼太郎地獄編」にて明かされている。
一見かわいらしい名前に思えるが、ペケペケは南方語で「大便」を意味する言葉だという。とはいえ、原作者である水木しげるさんが、大東亜戦争で出兵した際に長く付き合っていた民族の言葉であることから、ねずみ男を愚弄する意味ではなく、親しみを込めて名付けたのであろうことが想像できる。
■遊び心のあるネーミング!『ドラゴンボール』ミスター・サタン「マーク」
『ドラゴンボール』に登場するミスター・サタン。表向きは格闘技の世界チャンピオンだがZ戦士には遠く及ばないという、絶妙な立ち位置のキャラクターである。
そんなミスター・サタンだが、この名前はリングネームで、本名は「マーク」である。一気に普通の名前になった感じがする。
しかし、これが実はミスター・サタンと繋がっているネーミングなのだ。サタン=悪魔を逆から呼んで「まあく」、つまり「マーク」となっている。なかなかに芸が細かい。
■本名を明かしただけで大反響!?『セサミストリート』クッキーモンスター「シド」
『セサミストリート』の中でも印象に残るキャラクター、クッキーモンスター。本作ならではのモコモコした毛皮のデザインの、青いカラーのキャラクターである。
実は彼には「シド(シドニー)」という名前があるのだが、作中であまり呼ばれていないため知らない人も多いだろう。2022年10月、クッキーモンスターの公式ツイッター(現:X)が「シドって名前があるって知ってた?」という投稿をしたときには、600以上の返信がつくなど反響を呼んでいた。
名前の意味や名付けられた経緯などの詳細は不明なのだが、ただ名前を明かしただけでそれほど大反響なのは、さすが世界的な有名キャラクターである。
■意外と知らない…『ちびまる子ちゃん』まる子の家族
最後に、『ちびまる子ちゃん』に登場するまる子の家族たちの本名を見ていこう。
主人公のまる子の本名が「さくらももこ」であることは、原作者自身の名前ということもあり有名である。父も事あるごとに「ひろし」と呼ばれているので、知っている人は多いだろう。また祖父である友蔵は「友蔵心の俳句」の存在もあり、まる子一家の中では一番有名ではないだろうか。
それ以外の母、姉、祖母の名前は、なかなか呼ばれることがないため、意外と知る機会が無い。しかし当然ながらそれぞれにちゃんと名前があり、まる子の母は「さくらすみれ」、まる子の姉は「さくらさきこ」、まる子の祖母は「さくらこたけ」である。
今回は、意外と知らない有名キャラ7人の本名を紹介した。凝ったネーミングであったり、なぜか知名度がなかったりと、こうして調べてみると新たな発見がある。
本名やもう一つの名前は、そのキャラクターの隠れた一面を引き出してくれるものなのかもしれない。