海中試験を行う深海底大型採掘車プロジェクトの試験機「開拓2号」。（6月22日、ドローンから、上海＝新華社配信）
【新華社上海7月10日】中国の上海交通大学が独自開発した深海底大型採掘車プロジェクトの試験機「開拓2号」がこのほど、海中試験を完了した。中国は深海底鉱物資源開発の基幹技術研究と設備開発で大きな進展を遂げた。
コントロールセンターで深海底大型採掘車を操縦し、海底作業の状況を観察する上海交通大学のチームメンバー。（6月22日撮影、上海＝新華社配信）
開拓2号は5回連続で深海底採掘作業を行い、マンガン団塊などの鉱物資源を採取した。深海底採掘試験の水深が初めて4千メートルを超え、最大水深は4102.8メートルに達した。深海底の複雑な地形での高機動航行や複数の深海底鉱物の複合掘削など、深海底採掘分野で複数の国内初となる技術を生み出した。
上海交通大学が独自開発した深海底大型採掘車プロジェクトの試験機「開拓2号」。（6月20日撮影、上海＝新華社配信）
海中試験を行う深海底大型採掘車プロジェクトの試験機「開拓2号」。（6月22日、ドローンから、上海＝新華社配信）
「開拓2号」が採取した深海底鉱物のサンプル。（6月26日撮影、上海＝新華社配信）
「開拓2号」が採取した深海底鉱物のサンプル。（6月24日撮影、上海＝新華社配信）
