日産 ローグの2025年モデルを発表。新グレードの「ロッククリーク」を設定し、プロパイロット アシスト2.1などを採用

2024年7月8日(米国現地時間)、北米日産はミドルクラスSUVの「ローグ(ROGUE)」の2025年モデルを発表。2024年の夏後半には、ディーラーに実車が届く予定だ。

アウトドアテイストを高めた新バージョンも設定

2025年モデルからローグに設定された新バージョン「ロッククリーク」。

ローグは、エクストレイルの姉妹車にあたる、日産のミドルクラスSUVだ。2025年モデルから新たに加わった「ロッククリーク(ROCK CREEK)」エディションは、アウトドアテイストを高めたモデルだ。なお、ここで紹介している画像は、すべてロッククリークのものだ。

ロッククリークは、ユニークなシルバーのアクセントが入ったグロスブラックのフロントグリル、グロスブラックのドアミラー、ラバ(溶岩)レッドをアクセントにしたフロントフェシア、そしてルーフラックなどを採用している。足まわりでは、235/65R17サイズのファルケン ワイルドピーク オールテレーンタイヤをサテンブラックのホイールに装着している。

インテリアでは、ユニークなインサート付きの撥水レザレットシート(ラバレッドのステッチ入り)やピアノブラックのダッシュボードトリムが特徴的だ。フロントシートはヒーター内蔵で、ラゲッジスペースには12Vの電源コンセントも備わる。

HDインテリジェント アラウンドビューモニターは、最大12mph(約19km/h)で走行中に作動するオフロードビューを追加している。インテリジェント4WDシステムはヒルディセントコントロールも備え、急坂を下るときに安定した速度を維持する。

ラバレッドのステッチやピアノブラックのダッシュボードトリムが特徴的な、ロッククリークのインテリア。

安全運転支援システムでは、プロパイロット アシスト2.1もオプション設定できる。これは高速道路で加減速やステアリングアシストをコントロールして走行し、ドライバーはハンドルから手を離すことができるものだ。

グレードによっては、インテリジェント クルーズコントロールとステアリングアシストを組み合わせた「プロパイロット アシスト」や、カーナビゲーションとリンクしてカーブや高速道路のインターチェンジに先んじて速度を調整する「プロパイロット アシスト1.1」を装備する。

パワートレーンは、201馬力と306Nmを発生する1.5Lの可変圧縮ターボ(VCターボ)エンジンを搭載。状況に応じて圧縮比を変更して効率を最適化し、クラス最高の燃費に貢献する。組み合わされるトランスミッションはエクストロニックCVTで、アイドリングストップ機能も備えている。

車両価格については現段階では未発表で、販売開始近くに発表される予定だ。

アウトドアテイストを高めた、ローグ ロッククリーク。

●全長×全幅×全高:4648×1840×1689mm
●ホイールベース:2705mm
●車両重量:1565〜1682kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1498cc
●最高出力:201hp/5600rpm
●最大トルク:306Nm/2800-4000rpm
●トランスミッション:エクストロニックCVT
●駆動方式:フロント横置きFWDまたは4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・55L
●タイヤサイズ:235/65R17、235/60R18、235/55R19(グレードによる)

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