[10日 ロイター] - 英バークレイズは、今後数年での顧客資産拡大に向け、アジアで大規模な採用を計画している。インドとシンガポールの超富裕層とファミリーオフィスに焦点を当てる方針。ブルームバーグ・ニュースがバークレイズ幹部の話を引用して10日報じた。
アジア資産管理部門責任者のニティン・シン氏が、2028年末までに同地域のプライベート・バンキング資産を4倍にすることを目指しており、そのためにインドとシンガポールでウェルス・チームを3倍に拡大すると明らかにした。
「世界の成長の大部分はアジアで起こっている」という。
同氏によると、バークレイズは資産管理部門全体で約1830億ポンド(2340億ドル)の顧客預金、貸出、投資資産を扱っている。その大半は英国で、アジアのシェアは10%台後半。