【インタビュー】ROTTENGRAFFTY、<LuckyFes>出演と結成25周年の現在地を語る「死ぬ気でやるだけです」

ROTTENGRAFFTYが、7月13日から15日の3日間、茨城・国営ひたち海浜公園で開催される<LuckyFes'24>の最終日に出演する。“茨城のフェス文化の灯を消すな!”を合言葉に2022年より始まった<LuckyFes>だが、3回目となる2024年はステージ数が増大。これに加えてラインナップもクロスオーバー化が進み、韓国、タイ、台湾、ベトナム、モンゴルのアーティストを含めて総勢114組が出演する。過去最大規模のスケールで“アジア最大のテーマパーク型フェス”を目指すかたちだ。

ROTTENGRAFFTYは現在、結成25周年を記念したアニバーサリーツアー<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary “Blown in the Reborn Tour”>で全国42都市を行脚中であり、その合間には全国各地の夏フェスで猛威を振るっている。また、5月30日には1年7ヵ月ぶりの新曲「暁アイデンティティ」をリリースしたばかり。1分間ジャストに凝縮されたハードコアパンクなファストチューンは、今の彼らの強烈な勢いを物語る仕上がりだ。

<LuckyFes>2年連続出演が決定しているROTTENGRAFFTYよりNOBUYA(Vo)とN∀OKI(Vo)に、<LuckyFes'23>出演時の思い出や舞台裏エピソードほか、これまで巨大イベントのトリを任されてきた実績のあるフェス巧者として、また2万人を動員する<響都超特急>を10数年にわたって継続しているフェス主催者の視点から<LuckyFes>を語ってもらった。さらには「暁アイデンティティ」の制作背景、結成25周年を迎えたバンドの現状についてもじっくりと話を訊いたロングインタビューをお届けしたい。

■<LuckyFes'24>タイムテーブル

LuckyFesチケットページ: https://luckyfes.com/ticket/
LuckyFesオフィシャルサイト:https://luckyfes.com/

◆ ◆ ◆

■<響都超特急>と<LuckyFes>は■規模やカラーが違うけどええなと思う部分も多い

──まず、2年連続出演が決定している<LuckyFes>の話から訊かせてください。ROTTENGRAFFTYが初出演した昨年2023年の時点で、<LuckyFes>はまだ開催2回目。コロナ禍以降に始まった新しいフェスですが、実際に出演してみてどんな印象を持ちましたか?

N∀OKI:出る側も観る側も、多くの人が思ったでしょうけど、国営ひたち海浜公園はもともと<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>が開催されていたところじゃないですか。だから、同じ会場でまったく別のフェスが始まったのは、少し不思議な感じがしたかな。出演ラインナップが幅広すぎてびっくりしたのもありますね、<LuckyFes>は。僕らの出演日(※2023年7月15日)で言えば、ASKAさん、ジャパニーズマゲニーズ、Awich、MUCCとか、いろいろなジャンルのステージを観せてもらって、なんやかんや楽しかったです。

NOBUYA:今までに出演してきたフェスでは観たことのないアーティストがたくさんいましたね。僕は個人的にASKAさんと仲良くしてもらってるので、ご一緒できたのが嬉しかった。

▲NOBUYA(Vo)
──意外な繋がりですね。

NOBUYA:以前、清春さんにご紹介していただいたんですよ。知り合ってけっこう経つんですけど、同じイベントに出るのは初めてだったんで。<LuckyFes>だから実現したラインナップだったと思う。

N∀OKI:せっかく茨城まで行ったんやし、自分たちのステージに出るだけじゃなく、なかなか生で観れないアーティストは観ておきたかったよな。

NOBUYA:ASKAさんのライブは、普通にオーディエンスがいる客席エリアで観ましたから。ロットン、キュウソネコカミ、ジャパマゲ、MUCCのメンバー全員が、PAの前あたりに揃ってたんちゃうかな(笑)。それも他のフェスではありえないシチュエーションだったな。

──<LuckyFes>のコンセプトである“クロスオーバー”や“3世代が楽しめるフェス”ゆえの現象かもしれません。他のフェスにラインナップすることの少ないレジェンドアーティストの出演もそうですし。

NOBUYA:キュウソのメンバーもASKAさんが好きで、「話してみたい」って言うから、バックヤードでお互いを繋げたり、写真も撮っていただいたり。でも、N∀OKIだけがその場にいなくて(笑)。

N∀OKI:ちょうどジャパマゲに、自分らのフェス<響都超特急>の出演オファーをしに行ってたんですよ。「ASKAさんとの写真、俺だけ写ってへんやん!?」みたいな。そんなこともありました(笑)。

NOBUYA:<LuckyFes>を仕切られている総合プロデューサーの方がアーティスト1組1組の楽屋を訪ねて、挨拶してくださったのも好印象でしたね。いわゆる大人のフェスで、その光景はあまり見ないから。

N∀OKI:そういうのも大事やな。ロットンがやってる<響都超特急>と<LuckyFes>は、規模やカラーはもちろん全然違いますけど、ええなと思う部分も多かった。

▲<LuckyFes'23>出演時
──ROTTENGRAFFTYは2023年、3日間のうち初日13時30分からWATER STAGEに出演されました。

NOBUYA:<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>のときからよく出演していたステージだけに馴染み深かったんですけど、お客さんの雰囲気や暴れ方は違って、やっぱり新しいフェスなんやなと思いましたね。

N∀OKI:幅広いアーティストが出ているからこそ、自分たちのことを知らん人は多かったはずで。逆に言えば、知ってもらえるチャンスでもあるなと。

NOBUYA:家族連れのお客さんがけっこういたな。日陰で座りながら観てる人たちもいる中でのライブって、普段はあまり経験したことがなかったし。

N∀OKI:怒号のように煽りはするけど、気持ち柔らかくというか。突き放す感じで盛り上げるのは違うかなって。初めての環境と向き合いつつ、ロットンらしいライブはしっかりやり切ることを心がけたり。あと、昼過ぎの出番でめっちゃ暑かった。そこは以前と変わってないですね(笑)。

NOBUYA:その一方で、<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>では見られなかった客席の盛り上がり方があったり。

──ROTTENGRAFFTYは2008年から15年間にわたって地元・京都で<ポルノ超特急>を開催、昨年2023年は<響都超特急>に名称変更して2万人を超える動員を記録しましたが、フェス主催者の視点で、<LuckyFes>の長所や課題点を挙げるとしたら、どんなことが思い浮かびますか?

NOBUYA:普段なかなか観られないアーティストが揃っているという点で、出演者の僕らもすごく高揚できるフェスだと思うんです。でも、そのワクワクがオーディエンスにまだ伝わってないように見えたんですよね。結果、動員にも繋がってないんじゃないかなと思う。<LuckyFes>が面白いフェスだと認知されることが今後の大きな課題なんだろうなって。

N∀OKI:いろんなジャンルの方が出るのは大歓迎。でも、ロックのアーティストが全体の割合から見ても少ないかな。切磋琢磨し合ってる素晴らしいライブバンドがもっとたくさんいますから。

▲N∀OKI(Vo)
──それら長所は伸ばしつつ、課題点を克服するためのアドバイスはありますか?

NOBUYA:個々のステージはもちろん盛り上がっているんですけど、フェス全体としてのドラマが生まれたらいいと思う。

N∀OKI:例えば、犬猿の仲だと言われていたアーティスト同士のまさかの共演とかね。いろんな人たちがただ集まったり、単発的なコラボをするだけじゃなくて、<LuckyFes>ならではのドラマが見たいですね。今回はアジア圏のアーティストも出演するそうだけど、せっかく呼んでもお互いに“誰やろ”みたいな感じでスルーしたらもったいない。

NOBUYA:そう。運営サイドが出演者同士の関係値を深めるような試みができればいいと思います。アーティスト同士って、それを楽しみにしているところもあるんで。

N∀OKI:たとえばロットンの<響都超特急>もそうだけど、バンド主催フェスだったら、出演者全員が基本的にフェスの最後まで残って、楽屋裏で酌み交わしながら関係性を築いたりするんですよ。それはさすがに難しいでしょうけど、何かそういうものがあるといいなとは思ったな。

NOBUYA:舞台裏のコミュニケーションで言うと、野外にでっかいケータリングブースが設けられるといいかもしれない。僕らが出たときは室内に飯場があるだけだったんで、アーティスト同士の交流も少なかった気がしたから。

N∀OKI:外の開放的なスペースにゆったり座れる感じの大きなケータリングがあったら、出演者ってそこに自然と集まるんですよ。そこでお酒を飲むうちに話も弾むやろうし。俺らが言わずとも、改善点は見えてきてるはずで、続ければより魅力的なフェスになっていくんじゃないかなと思います。その中で軸になるものを作って、しっかりとカルチャーにすることが大切。

NOBUYA:新しいフェスってなかなか続かないケースも多いけど、粘り強く開催していってもらえたら嬉しいですね。

──今年の<LuckyFes>はどんなステージにしたいですか?

NOBUYA:現地の雰囲気はもうわかってますからね。ロットンのファンじゃない方がたくさん集まってくれたとしても、去年以上に激しくいきたいです。“こいつら、なんなん!?”と言われるくらいに。

N∀OKI:俺らが出る日は特にロックバンドが少ないんですよ。だから、“ツレがおらへんやん!”みたいなテンションになってるかも(笑)。なんにせよ遠慮せず、初めての人もググッと巻き込むライブがしたいですね。

■新しい血がバンドに入って■メンバーの意識がまた変わった

──<LuckyFes>で最新曲「暁アイデンティティ」が聴けるのも楽しみにしてます。結成25周年という節目のタイミングで、めちゃくちゃカッコいい曲ができましたね。

N∀OKI:1年くらい前、<FREEDOM NAGOYA 2023 -EXPO->に出させてもらったんですけど、会場内で待機してるときにNOBUYAから「1分くらいの曲が欲しい」みたいに言われたのがきっかけで作った曲です。その言葉を聞いた瞬間、どういう意図かすぐにわかりましたよ。フェスとかで持ち時間が余っちゃったときに、パッとやれるのが欲しいんだろうなと。

NOBUYA:例えばフェスのラストナンバーが「金色グラフティー」だったとして、演奏し終わったときに、まだ2分半とか3分とか余ってることがよくあるんです。それはもったいないから。

N∀OKI:僕ら、わりと長めの曲が多いんでね。ちょうど曲のネタをたくさん作ってた時期だったから、イメージがその場ですぐに湧いたんです。すぐにギターリフやビートのイメージをスマホのボイスメモに録って。それを持ってマニピュレーターの家に行って、1週間以内に形にしたかな。で、歌詞も入れたデモを「これやろ?」ってNOBUYAに送ったという。

NOBUYA:「これこれ!」ってなるデモだったし、レスポンスもめっちゃ早くてびっくりで。アウトロのコーラス部分の感じも含め、N∀OKIが全部汲み取ってくれて、完璧な曲になったな。

▲N∀OKI(Vo)
──まさにライブ映えする曲で。

NOBUYA:俺らは今、<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary“Blown in the Reborn Tour”>で全国各地を回ってるところで(1月〜9月にかけて全42公演)、ライブは去年からめちゃくちゃやってるんですよ。

N∀OKI:「暁アイデンティティ」は今回のツアーから披露してる。1年7ヵ月ぶりの新曲だけど、それだけ待たせといてジャスト1分の曲っていう(笑)。それも逆にええなって。

──ジャスト1分の曲なので、もともとその尺にしたかったのか、作っているうちにこうなったのか、どっちだろうと思ってました。「フェスとかで持ち時間が余っちゃったときに、パッとやれる曲」ということですが、そういうとき、BPMをめちゃくちゃ速くするとかサビだけとか、10-FEETや四星球がたまにやってますね。

N∀OKI:あれは嫌なんですよ、俺ら(笑)。10-FEETはコミカルな感じが似合うからいいけど。

NOBUYA:急いで聴かせるんじゃなくて、ロットンはカッコよくバシッと終わりたい。

──ハードコアなファストチューンであり、シンガロングもできる曲です。

N∀OKI:THE STALINみたいなノリを踏まえながら、今のハードコアパンクとして聴かせたい気持ちもありました。そういうコード感のバンドは最近あまりいないし。

NOBUYA:だから、フェスで時間が余ったときに突然やるのもよし、なんならライブの1曲目にいきなりやるのもよし。オールマイティーな曲であってほしい。

N∀OKI:いっそ同じライブで2回やったるとかな(笑)。

▲NOBUYA(Vo)
──25周年の第一弾楽曲が、“今に見てろ”という歌詞から始まることにも痺れました。このキャリアにして、ハングリーさと気迫がすごい。

N∀OKI:アニバーサリーを意識した曲ではないんですよ。でも実際、まだ何かを成し遂げたバンドじゃないし、現状に一切満足してないから、言葉としてしっくりくる。プロレスのタイアップ(「暁アイデンティティ(BOSJ ver.)」:テレビ朝日系『ワールドプロレスリング』6月7月度ファイティングミュージック/新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.31』大会テーマソング)が決まってから書き直した部分が冒頭の歌詞なんだけど、ド頭に“今に見てろ”がくるのはインパクトあってええなと思って、オリジナルにも採用して。“BOSJ ver.”のほうは、プロレスに詳しいNOBUYAの意見を聞きつつ、ふさわしいワードで書いてみた感じ。

──「暁アイデンティティ」というタイトルに込めたものとは?

N∀OKI:“夜明け前やぞ” “ここからさらに上げていこうや!”みたいな意志ですよね。漢字とカタカナを混ぜた響きの気持ち良さもあるなか、自然と今の僕らの想いが滲む曲になったと思います。サビ部分の“ZOMBIE LOUD”とか“不死⾝異形彷徨”は、何回どうなろうがゾンビのように蘇ってきたロットンの不死身感を歌ってたり。そういえば、NOBUYAはタイトルに「暁グラフティー」を提案してきたよな? さすがに「金色グラフティー」と被るんでやめたけど。

NOBUYA:“暁グラフティー”は歌詞のほうに入れていて。25周年だからって甘んじることは何もないし、まだまだ高みに行かないといけないとか。結果的にそういう姿勢は表れたんちゃうかな。

N∀OKI:マイペースに左うちわでのほほんとしてたら、バンドなんかあっという間に消えてしまうんでね。今、結成して一番やってるけど、ライブはこれからもやりまくりますよ。10-FEETに負けてられへん。

──ちなみに、先程おっしゃったような曲の作り方って、普段からよくされるんですか?

NOBUYA:いや、新体制になってからの作曲スタイルのひとつというか。やっぱり、KAZUOMI (G, Prog)がバンドのサウンドプロデューサーに回って、サポートだったMASAHIKO (G)が正式加入したことが大きい。

──KAZUOMIさんがライブ活動から離脱されてサウンドプロデューサーという立ち位置になったのが2022年3月。MASAHIKOさんがサポートメンバーを経てバンドに正式加入したのが2023年12月。ここ数年はいろんな変化がありました。

NOBUYA:コロナ禍を含めて苦しい時期も経験しましたけど、新しい血がバンドに入って、メンバーの意識がまた変わったと思います。今の形でやっていけるという実感から気持ちが上向きになったところもあるし、よく話し合うムードにもなった。6人体制での最高地点を目指して、より泥臭くライブをがんばってる段階ですね。

N∀OKI:ツアーはもちろんですけど、10月6日に京都パルスプラザで開催するワンマンライブ<響都グラフティー>。これを大成功させることこそ、今の6人にとって一番やるべきことで。

■25周年すげえなとか思ってる場合じゃない■今こそ努力せんと突き抜けられないから

──今回の「暁アイデンティティ」も、KAZUOMIさんとコンタクトを取りながら作られたんですか?

NOBUYA:楽曲のイメージを伝えてアレンジしてもらったんだけど、僕らの発想になかった感じに、カッコよく仕上げてくれました。

N∀OKI:さすがやなと思いましたね。“そこでブレイク入れるんや!?”みたいな驚きがあったりして。

──“歩みを止めず” “己に打ち勝つ”のあたりで、ホイッスルのような音が入っていますが。

NOBUYA:そういうのもKAZUOMIらしいアレンジで、遊び心があっていい。MASAHIKOのギターも入っていて、6人で作った初めての曲という感じかな。

N∀OKI:MASAHIKOもよくがんばってくれてる。開催中のツアーでも久々に演奏する曲があるので、MASAHIKOは一番やることが多くて大変だと思うから。

NOBUYA:バンドの顔であるKAZUOMIに代わってギターを務めるということでプレッシャーも半端なかっただろうし、それを乗り越えてくれたMASAHIKOには途轍もなく感謝してます。ギターのセンス、人間的な魅力を含めて、ロットンに入ってもらって間違いなかった。

N∀OKI:おかげで僕らもフレッシュな気分でライブがやれてるから。MASAHIKOはロットンを一番客観視できる立ち位置なので、元からいたメンバーに対しても言うことを言ってくれるのがありがたい。

NOBUYA:逆に、侑威地(B)とHIROSHI(Dr)はもっとがんばらないと。メンバーになってくれたMASAHIKOの人生を背負う責任も生まれたわけだから。25周年の今、そうやって危機感を覚えたり、刺激を受けたりっていう内情があるんですけど、身が引き締まる今の状況が、俺はとてもいいなと思っていて。<響都グラフティー>に向けて、自分も死ぬ気でやるだけです。

N∀OKI:“25周年すげえな”とか思ってる場合じゃない。メンバーそれぞれが今こそ努力せんと、絶対に突き抜けられないから。レコーディングでも、誰かがテンション低い演奏してたら言いますよ、「もっとワクワクさせてくれや!」って。

NOBUYA:アニバーサリーツアーは当然楽しさもあるけど、そういう緊張感もある。より突き抜けるためにどうすればいいのか。試行錯誤しながら回ってます。

──25周年第一弾配信シングル「暁アイデンティティ」に続く、さらなる新曲のリリースも考えていますか?

NOBUYA:楽曲制作は日々やっていて、ツアータイトルにしてる新曲「Blown in the Reborn」もすでにライブで披露しているんですよ。ただ、あえてキツいことを言うと、レコード会社にもっとがんばってもらいたい。25周年のタイミングでもあるので、たとえば大きなタイアップを取ってくるとか。

N∀OKI:正直、サラッとリリースしたくはないよな。今の時代は消費速度が速いから、何かに紐づいてないとあっという間に流れていっちゃう。ライブで育てた曲がやっと音源化されたみたいな、身内だけで盛り上がる感じにはしたくないから。

NOBUYA:僕らの仕事って、曲を生んでライブで演奏することで。レコード会社の仕事って、その曲を売ることじゃないですか。契約をした以上、そこはしっかりやってほしいんですよね。

NOBUYA:じゃないと、メジャーでやってる意味もないから(笑)。他にも新曲はたくさん作ってるので、がんばってくれるならどんどんリリースしたい。

N∀OKI:こういうリアルな話もしていかんとな(笑)。いろいろ考えながら、真剣にバンドやってるんで。いい曲はめちゃくちゃできてます。

NOBUYA:新体制のプレッシャーと責任があるなか、フェス出演に加え、これだけツアーをやりながら作ってる楽曲ですからね。N∀OKIをはじめ、メンバーのがんばりがもっと報われてほしいなって。ファンの方が「早く音源化してほしい」となる気持ちはすごくわかるんですけど、そこだけの勝負に留まるのは嫌なんですよ。

N∀OKI:そう。 内輪だけのお誕生日会はしたくない。「暁アイデンティティ」みたいにプロレスのタイアップがついたりとか、まだ出会ってないリスナーにも幅広く聴いてもらえるのが理想ですね。

──大きなフェスのトリを飾るバンドでありながら、まさに“今に見てろ”という気持ちを持ち続けているという。

NOBUYA:あれこれ話しましたけど、僕らは自分たちがやれることを全力でやるだけ。バンドは楽しくやれてますよ。音楽を始めた頃の初期衝動も思い出せてるくらい。

N∀OKI:必死でやってるの、めっちゃ伝わるよね。まずはツアーを駆け抜けて、<響都グラフティー>を大成功させたい。<LuckyFes>もブチかますんで、よかったら観にきてください。

取材・文◎田山雄士
撮影◎野村雄治

■<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary "Blown in the Reborn Tour">

1月05日(金) 滋賀B-FLAT
1月23日(火) 長崎STUDIO DO !
1月25日(木) 宮崎LAZARUS
1月29日(月) 岡山CRAZYMAMA 2nd ROOM
1月31日(水) 奈良NEVERLAND
2月06日(火) 高知X-pt.
2月08日(木) 周南RISING HALL
2月20日(火) HEAVEN'S ROCK熊谷VJ-1
2月22日(木) 水戸LIGHT HOUSE
3月01日(金) 松坂M'AXA
3月05日(火) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
3月07日(木) 静岡Sunash
3月12日(火) 松山WstudioRED
3月14日(木) 出雲APOLLO
4月02日(火) 苫小牧ELLCUBE
4月03日(水) 旭川CASINO DRIVE
4月05日(金) 北見ONION HOLL
4月07日(日) 小樽GOLDSTONE
4月16日(火) 鹿児島SR HALL
4月18日(木) 熊本Django
4月24日(水) 金沢AZ
4月26日(金) 前橋DYVER
5月14日(火) 昭和SESSION
5月16日(木) 新潟GOLDEN PIGS RED
5月28日(火) 広島SECOND CRUTCH
5月30日(木) 高松DiME
6月10日(月) KYOTO MUSE
6月18日(火) 横浜F.A.D
6月20日(木) 富山SOUL POWER
6月25日(火) 和歌山CLUB GATE
6月27日(木) 柳ヶ瀬ANTS
7月10日(水) 長野CLUB JUNK BOX
7月17日(水) 千葉LOOK
7月30日(火) 八戸FOR ME
8月01日(木) 郡山HIP SHOT JAPAN
8月06日(火) 甲府KAZOO HALL
8月08日(木) 福井CHOP
8月29日(木) 徳島club GRINDHOUSE
9月10日(火) 神戸太陽と虎
9月12日(木) 米子AZTIC laughs
9月24日(火) 秋田club SWINDLE
9月26日(木) 盛岡club CHANGE WAVE
※全公演ゲスト有
▼チケット
¥4,610(税込)
※未就学児入場不可※ドリンク代別途必要 (山形はドリンク代不要)
https://eplus.jp/rotten-g/

■<ROTTENGRAFFTY 25th Anniversary 響都グラフティー>

2024年10月6日(日) 京都パルスプラザ
open16:00 / start17:00
▼チケット
・スタンディング:¥6,710(税込)
※未就学児童のご入場はお断り致します。
・金色シート(指定席):¥17,710(税込)
※小学生以上有料、未就学児童は座席が必要な場合有料
※購入特典:金色シート専用PASS / おみや
※事前配送のみ(席番入りラミパス ※610倶楽部先行で購入した方は名前入り / おみや引換券)
※おみやは当日会場にてお渡し

■ROTTENGRAFFTY主催<響都超特急2024 〜KYOTO ULTRA EXPRESS〜>

12月21日(土) 京都パルスプラザ
12月22日(日) 京都パルスプラザ
〒612-8450 京都市伏見区竹田鳥羽殿町5
▼チケット
・1日券 ¥8,610-(税込 / 全自由)
・2日券¥16,610-(税込 / 全自由)
※会場にて、リストバンドと引き換えになります。
※610倶楽部先行にて買われた方には購入者特典が付きます。
●金色シート・1日券¥16,100-(税込)・2日券¥26,100-(税込)※全席指定
※購入特典:金色シート専用PASS / お土産
※事前配送のみ
※席番入りラミパス ※610倶楽部先行で購入した方は名前入り / リストバンド / おみや引換券)
※2日券ご購入のお客様は両日同じ席でのご用意となります。
※おみやは当日会場にてお渡しとなります。
※610倶楽部先行にて買われた方には購入者特典が付きます。
※お席は金閣のみご用意しております。
【オフィシャル1次先行】
受付期間:7/4(木)12:00~7/15(月祝)23:59
https://eplus.jp/sf/detail/2288480002-P0030010?P6=001&P1=0402&P59=1

■<LuckyFes'24>出演アーティスト

▼DAY1:7月13日
AMEFURASSHI with RAM RIDER/ALI/石井竜也 with 杏里/ウルフルズ/大塚 愛/加藤ミリヤ/氣志團/クラウド・ルー(盧廣仲)/THE PRIMALS/The Wasabies/J-JUN/私立恵比寿中学/水曜日のカンパネラ/SUPER★DRAGON/SCANDAL/すりぃ/7ORDER/Chillies special guest MORISAKI WIN/デラックス×デラックス/冨岡愛/Night Tempo with FANCYLABO/ばってん少女隊/ハルカミライ/一青窈/FLOW/森高千里/yama/燐舞曲
O.A:Ashley/SHOWROOM 等

▼DAY2:7月14日
相川七瀬/Aile The Shota/打首獄門同好会/Xdinary Heroes/XY/岡崎体育/KREVA/ケプラ/ゴールデンボンバー/SILENT SIREN/THE BACK HORN/The BONEZ/JY (KARA)/Jams Collection/SKRYU/竹原ピストル/超ときめき(ハート)宣伝部/t-Ace/西川貴教/Novelbright/ハラミちゃん/FUNKY MONKEY BΛBY'S/藤巻亮太/HEY-SMITH/MAN WITH A MISSION/MUCC/Mega Shinnosuke/Roselia
O.A:ちたへんりー 等

▼DAY3:7月15日
新しい学校のリーダーズ/石崎ひゅーい/Ink Waruntorn/edhiii boi/n.SSign/KISS OF LIFE/CANDY TUNE/KOTORI/Conton Candy/Chevon/シャイトープ/Juice=Juice/四星球/杉山清貴&オメガトライブ/Da-iCE/高嶺のなでしこ/高橋優/TETORA/Def Tech/トンボコープ/NEWS/Novel Core/FRUITS ZIPPER/bokula./ヤングスキニー/RAISE A SUILEN/ROTTENGRAFFTY
O.A:IVVY/ジョナゴールド 等

[ドコモCSpresents Lucky Space]
DAY1:7月13日
Groove Nomad Orchestra/佐咲紗花/The Wasabies/DJみそしるとMCごはん/根本凪/ひとりスキップカウズ(イマヤス)/マシコタツロウ special guest 加藤里保菜/REBOUND/ROCKETMAN
O.A:おとじゃくし 等
DAY2:7月14日
磯山純/イバラッパー a.k.a イバラキング/京太朗と晴彦/つじりお/DJ SEIRA/DJ YU-KI 等
DAY3:7月15日
Idol to LuckyFes (Palette Parade・さよならステイチューン・アイオケ・メイビーME)/安達勇人/宇宙まお/クリトリック・リス/KEN EBISAWA/DJデッカチャン/HIKKA 等

■<LuckyFes'24>チケット詳細

LuckyFesのチケットは、LuckyFMチケット販売システム“いばチケ”・ローソンチケット・チケットぴあ・イープラス・楽天チケットにて一般販売中
◇チケット種別
・1日券:大人 12,800円、中高生6,400円
・2日通し券:大人 24,000円、中高生12,000円
・3日通し券:大人 35,000円、中高生17,500円
※すべて税込価格
※小学生以下は入場無料(チケット保有の保護者1名につき2名まで)。高校生以下の方は未成年者であることから保護者扱いからは除外とさせていただきます。

◇一般販売
・プレイガイド:LuckyFMチケット販売システム「いばチケ」/ローソンチケット/チケットぴあ/イープラス/楽天チケット
・LuckyFesチケットページ: https://luckyfes.com/ticket/
・LuckyFMチケット販売システム“いばチケ”: https://www.funity.jp/tickets/ibatk/showlist

・ローソンチケットLuckyFes特設ページ: https://l-tike.com/concert/luckyfes/
・チケットぴあ: https://t.pia.jp/
※検索窓から「LuckyFes」と検索してください
・イープラスLuckyFes特設ページ: https://eplus.jp/sf/detail/3629810001?P6=001&P1=0402&P59=1
・楽天チケットLuckyFes特設ページ: https://ticket.rakuten.co.jp/music/fes/RT1D002/

■海外在住者向け(抽選) ※国際クレジットカード対応
・ローソンチケット: https://l-tike.com/st1/wis1tmxfy3r9e8d91y7d/Tt/Ttg010agreement/index
・イープラス: https://ib.eplus.jp/luckyfes2024
・KKday: https://www.kkday.com/ja/product/181506

◇LuckyFes’24 前方エリア優先入場券のご案内
申込期間:2024年6月22日(土)10:00~6月26日23:59
確定連絡:2024年6月29日(土)10:00
料金:500円(発券手数料・先行予約手数料・消費税含む)
対象アーティスト:RAINBOW STAGE・WING STAGE出演の全アーティスト(オープニングアクトは除く)
お申込みページ: https://www.funity.jp/tickets/ibatk/showlist

◆ふるさと納税 LuckyFes'24チケット
茨城県ひたちなか市のふるさと納税のお礼の品として、LuckyFes'24のチケットの提供をしております。ひたちなか市のふるさと納税を活用することにより、ひたちなか市の財源を増やし、フレンズの経済的負担を軽減させて、LuckyFesのフレンズを増やすことができる三位一体のメリットを享受することができます。ぜひご利用ください。
※ふるさと納税の受付は6月22日(土)までとなります。
【7/13 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487313
【7/14 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487319
【7/15 1日券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487328
【7/13‐15 3日通し券・1枚】LuckyFes’24 チケット
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1487333

■関連リンク

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