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JR芸備線の一部区間の存廃について議論する「再構築協議会」の2回目の幹事会が10日、広島市で開かれました。
幹事会は、「再構築協議会」での議論に向けて実務者レベルで検討するもので、中国運輸局と沿線自治体、JR西日本などの担当者、約20人が出席しました。
幹事会では事務局側から今後、実施していく「調査事業」の案が示されました。案では、
・今後の議論のためのデータを収集・分析し、芸備線沿線地域の現状を把握すること。
・人口推計などのデータを分析し、新見市・庄原市の将来の地域の姿を把握すること。
・これらを踏まえて、多様な価値の創出や、ポテンシャルの有無を分析していくといった内容が示されました。また、住民などから意見聴取することも示されました。
岡山県 玉置明日夫 県民生活部長
「(沿線の)厳しい現実をより厳しくしていくという方向ではなくて、より生活がしやすくなったり、利便性が向上していくような未来に希望が持てるような形で検討していきたい」
広島県 岡田浩二 地域政策局長
「日常利用の拡大や観光客の利便性の向上、および地域産業の振興などに資する取り組みを展開していただきたい」
示された「調査事業」の案は了承され、次回は2回目の「再構築協議会」が、ことし10月をめどに開かれる予定です。