石丸伸二氏の弱点指摘「不安定さ明らか」選挙特番で直接対決「著書熟読」も嘲笑「失礼ですけど本当にしました?」

 石丸伸二氏

 7日に投開票された、東京都知事選で約165万票を獲得し、2位と善戦した石丸伸二氏(41)について、TBSラジオの開票特番で直接インタビューしたラジオパーソナリティーが「一瞬で彼自身の不安定さが明らかになる」と石丸氏の弱点を指摘した。

 ライターの武田砂鉄氏は、開票特番に石丸氏が出演した際に、石丸氏の著書「覚悟の論理」を「熟読させていただいたんですけど」と前置き。「『メンタルが強いですね』と言われて、なんでメンタルが強いかと言われたかというと、『相手の問題はどうなっても私は知りませんよ』と割り切れると書かれていて、政治をやられる方とすると、『相手の問題はどうなっても私は知りませんよ』というのは、ちょっとギョッとしちゃうなというところを感じた」と指摘した。

 続けて、選挙戦を通じて、「色んな立場の人とお会いして、お話しすることがあったと思うけど、この本に書かれたこと考えに変わりはないですかね」と聞いた。

 石丸氏は「どういう点にギョッとしたんですか?そんなにおかしなこと言ったつもりないんですけど、どこに違和感を感じたんですか」と逆質問。武田氏が「政治というのは、いろんな意見を受け止めて、考えを変えていったり、考えを強化していったりの繰り返しだと思うんですけど、『相手の問題はどうなっても私は知りませんよ』と言い切れるというのが、自分のメンタルの強さだと言われると、なかなかそこに対して、意見を届けるのが難しくなるんじゃないかなと思ったんですけどね」と改めて問い直した。

 石丸氏は、武田氏の再質問の途中から半笑い。「失礼ですけど、本当に熟読されました?」と尋ね、武田氏が「熟読しましたね」と即答すると、「そういうふうな思いでは言っていません。自分の責任の範囲を定義するという意味において、その話をしています。政治において、意見のやり取りをするのは当たり前です。それを否定はしていないはずですが、否定してましたか?熟読された中で」と切り返した。

 武田氏は「してますよ」と答えたが、ここで石丸氏の出演時間が終了となった。

 武田氏はこのやり取りの翌日の8日、Xを更新。石丸氏について「これまで、相手が動揺したり絶句したりする場面を意図的に作り出し、優位に立っていると思わせる構図を作り続けてきたのだろうが、受け止めるほうが動揺したり絶句したりしなければ、一瞬で彼自身の不安定さが明らかになる」と記した。

 選挙開票特番での石丸氏の質疑応答は「石丸構文」と話題となっているが、武田氏とのやり取りも、質問された言葉の解釈に終始する構文の典型的なノリ。直接対峙した武田氏は石丸氏の「不安定さ」を見いだしていた。

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