米空軍のオスプレイ1機が岩国基地周辺飛行 7カ月ぶり確認

岩国基地周辺を飛行する米空軍のオスプレイ(読者提供)

 米軍岩国基地(山口県岩国市)で10日、米空軍の輸送機オスプレイ1機が周辺を飛行した。昨年11月に岩国基地から沖縄に向かっていた空軍のオスプレイ3機のうち1機が鹿児島県・屋久島沖で墜落し、残る2機とみられる機体が事故後、岩国基地で駐機していた。この日飛んだのはこの2機のうちの1機で、約7カ月ぶりの飛行確認となった。

 目撃した人によると10日午後3時45分ごろ、滑走路に出てきた1機がホバリングした後、基地の周りの海上などをゆっくり1周するように飛行して着陸した。市には中国四国防衛局から、午後3時50分ごろ離陸し同57分ごろ着陸したのを同局岩国防衛事務所の職員が目視で確認したとの連絡があった。

 オスプレイは墜落事故に伴う飛行停止措置を米軍が3月に解除。米軍横田基地(東京都)配備の空軍のオスプレイはその後も飛行を見合わせていたが、今月2日に再開した。

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