梅雨前線の南下に伴い、活発な雨雲が中国地方にかかり、島根県や広島県、山口県を中心に1時間50～80mmの非常に激しい雨を観測しています。島根県浜田市波佐で79.5mm、広島県庄原市62.5mm、山口県岩国市広瀬で60mmを観測し、7月1位の記録となった所もあります。
これまでの大雨の影響で、山口県山口市を流れる椹野川水系仁保川が増水し、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)が発表されています。氾濫危険水位に到達したのは、仁保川の御堀橋水位観測所(山口市)。氾濫が発生すると山口市では浸水被害が発生するおそれがあります。
このあと、きょう(11日)の朝にかけて、活発な雨雲は西日本太平洋側にゆっくりと南下する予想です。日本海側だけでなく、太平洋側でも大雨となる恐れがあります。まだまだ同じような所で大雨が降り続く恐れがありますので、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
