【韓国】6月就業者9.6万人増、高齢者がけん引[経済]

韓国統計庁が10日発表した2024年6月の雇用動向によると、就業者数は2,890万7,000人で前年同月から9万6,000人増加した。若年層の減少が続く一方で、高齢者が雇用市場をけん引する流れが継続している。

就業率は前年同月と同一の63.5%だった。就業者数を年代別で見ると、60歳以上は25万8,000人増加したほか、30代(9万1,000人増)や50代(2,000人増)も増えた。若年層(15~29歳)は14万9,000人減、40代も10万6,000人減となった。

産業別の就業者数を見ると、政府支援の雇用創出事業が含まれる「保健業・社会福祉サービス業」(12万人、4.2%増)や「情報通信業」(7万5,000人、7.2%増)、「運輸・倉庫業」(4万7,000人、2.9%増)などが増加した。一方、「建設業」(6万6,000人、3.1%減)や「教育サービス業」(6万3,000人、3.2%減)などは落ち込んだ。

失業者数は5万人増の85万7,000人。失業率は0.2ポイント上がり2.9%だった。

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