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[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場は、ナスダック総合指数とS&P総合500種が過去最高値を更新して取引を終えた。米半導体大手エヌビディアなど主力銘柄の上昇がけん引した。
ナスダックは7営業日連続、S&P500は6営業日連続で最高値を更新。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による議会証言を受け、FRBが9月に利下げするとの期待が高まり、S&P500は初めて5600台に乗せた。
パウエル議長は10日、下院金融サービス委員会で証言し、利下げへの障害が取り除かれたと感じているかとの質問に対し「まだそう言える準備はできていない」とした一方、「それについてある程度の自信がある」と述べた。
フィラデルフィア半導体が2.4%高で過去最高値を更新。半導体受託生産の世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)の決算を好感した。
グローバルト・インベストメンツのシニアポートフォリオマネジャー、トーマス・マーティン氏は、TSMCの決算が人工知能(AI)を巡る期待を後押ししたと述べた。
半導体大手エヌビディアが2.7%、マイクロン・テクノロジーが4%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が3.9%、それぞれ上昇。
アップルも1.9%高で過去最高値を更新し、時価総額は3兆6000億ドルに達した。
S&P500の主要11セクターがそろって上昇。情報技術や素材が主導した。
11日には米消費者物価指数(CPI)、12日には卸売物価指数(PPI)の発表を控える。
CMEのウェドウオッチによると、市場が織り込む9月の25ベーシスポイント(bp)利下げの確率は74%と、前日の約70%からやや上昇した。
大手銀を皮切りに12日に始まる第2・四半期決算発表シーズンでは、上昇が続く大型株の割高なバリュエーションが正当化され、好調を持続できるかどうかが試される。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.3対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は100億株。直近20営業日の平均は115億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 39721.36 +429.39 +1.09 39272.45 39736.20 39256.72
前営業日終値 39291.97
ナスダック総合 18647.45 +218.16 +1.18 18512.09 18655.19 18467.58
前営業日終値 18429.29
S&P総合500種 5633.91 +56.93 +1.02 5591.26 5635.39 5586.44
前営業日終値 5576.98
ダウ輸送株20種 15099.11 +105.35 +0.70
ダウ公共株15種 918.50 +9.66 +1.06
フィラデルフィア半導体 5904.54 +139.34 +2.42
VIX指数 12.85 +0.34 +2.72
S&P一般消費財 1562.18 +10.15 +0.65
S&P素材 557.22 +7.35 +1.34
S&P工業 1032.08 +9.20 +0.90
S&P主要消費財 828.34 +3.71 +0.45
S&P金融 696.94 +2.91 +0.42
S&P不動産 242.75 +1.76 +0.73
S&Pエネルギー 683.77 +4.91 +0.72
S&Pヘルスケア 1706.13 +16.52 +0.98
S&P通信サービス 321.40 +2.20 +0.69
S&P情報技術 4616.32 +73.83 +1.63
S&P公益事業 352.80 +3.30 +0.95
NYSE出来高 8.44億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 42510 + 570 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 42470 + 530 大阪比