ベルク 決算/3~5月営業利益11.3%減、商品調達価格や賃金増が響く

ベルクが7月10日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、営業収益934億5600万円(前年同期比12.7%増)、営業利益37億3100万円(11.3%減)、経常利益38億8400万円(12.9%減)、親会社に帰属する当期利益26億1300万円(13.1%減)となった。

売り上げ面は、徹底的な価格強化が顧客の支持を得て、増収となっている。

一方、利益面では商品調達価格や賃金の上昇に伴うコスト増により、減益を計上している。

新店を2店舗、2024年3月に東京都練馬区に「練馬高松店」、2024年4月に群馬県中之条町に「中之条店」を新規出店した。

また、既存店1店舗の改装を実施し、総菜・簡便商品の拡充、快適なお買い物空間を提供するための設備を更新した。5月末現在の店舗数は140店舗となっている。

物流体制は、商品を産地やメーカーから大量一括調達し、自社物流を生かした配送の効率化を推進し、商品の価格強化と品質の安定化を目指した。さらに、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んでいる。

通期は、営業収益3767億2400万円(7.1%増)、営業利益175億900万円(20.8%増)、経常利益176億3000万円(17.8%増)、親会社に帰属する当期利益119億600万円(11.5%増)を見込んでいる。

■ベルクの関連記事
ベルク/社内の称賛文化醸成を支援するアプリ「TUNAG」導入

© 株式会社流通ニュース