五輪=柔道リネール、地元で個人3つ目の金狙う 野村忠宏に並ぶか

[パリ 10日 ロイター] - 柔道男子100キロ超級のテディ・リネール(35、フランス)は、母国で今月開幕するパリ五輪で個人種目3つ目の金メダル獲得を目指す。

五輪4大会目の出場となるリネールは、パリで金メダルを獲得すれば、1996年、2000年、04年の3大会で金を手にした野村忠宏の記録に肩を並べる。

リネールは2月、記者団に「ホーム開催の五輪は私のモチベーションになっている。夢のようで、さまざまな感情が湧いてくる」と語った。

東京五輪では個人で銅メダル、混合団体では金メダルを一つずつ獲得しており、谷亮子と並ぶ五輪メダル最多獲得記録を持っている。

またリネールは東京五輪で敗れたのを最後に無敗を続けており、昨年には世界選手権で11個目の個人タイトルを獲得した。

GQの最近のインタビューで、母国開催の五輪について「家族もいるし、多くの人々が私をサポートしてくれるだろう。一方で、一部のアスリートにはプレッシャーがいつも以上にかかり、パフォーマンスを妨げたり、動きが鈍くなったりする可能性がある。私には当てはまらないが」と話した。

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