夏休みの予定は、立てましたか?
「海外旅行に行きたい」と思っていても、円安や物価高が進んで、予算的に難しいと感じている方も多いでしょう。
そこで今回は、お金をあまりかけずに、日本にいながら海外気分を味わえる方法を考えてみました。
海外に行けない理由は「家計に余裕がない」?
この夏、みんなは、海外旅行についてどのように考えているのでしょうか。
楽天超ミニバイト「夏トレンドにおけるアンケート調査」(2024年4月実施、20代~80代男女1000人)によると、今年の夏、海外に行く予定について、「行かない・行きたくない(63.7%)」、「行きたいが行けない(31.9%)」、「行く予定(4.4%)」という結果でした。
およそ3人に一人が、「海外旅行に行きたいけれど、行けない」と回答しています。
海外旅行に行けない理由として、次の3つがあげられています。
1位 家計に余裕がないから
2位 休みが取れないから
3位 一緒に行く人がいないから
物価高が続き、賃金上昇が物価上昇ほどはなかなか追いつかず、さらに円安が進んで、海外旅行に行きにくいと感じている人が多いようです。
では、お金をあまりかけずに、日本にいながら海外気分を味わうには、どんな方法があるでしょうか。3つお伝えします。
1. 外国人が多い観光地にいってみる
外出すると実感する方も多いと思いますが、訪日客が増えていますね。
そこで、外国人が多く訪れるエリアにいってみて、海外気分を味わってみるのはいかがでしょうか。外国人の方々と触れ合ったり、外国語を自然と耳にしたり機会になるでしょう。
よくよく考えてみると、海外で日本人に人気のエリアに行くと、現地の人よりも、日本人観光客ばかりだということもありますよね。せっかく海外に行っても、「聞こえてくるのは日本語ばかりだった…」ということもありますよね。
それを逆手にとって、訪日外国人が多いエリアを訪れれば、日本にいながらさまざまな国の人に触れられるチャンスです。
東京なら、浅草、銀座や渋谷、原宿、お台場、秋葉原、などが訪日外国人に人気のようです。それ以外にも、SNSで「Japan trip」「JAPAN travel」などと検索すると、訪日外国人がどこを訪れているのかが見えてきます。参考にしてみると面白いと思います。
2. 外国人に人気のレストランに行く
筆者は少し前に、ホテルに併設されたレストランに行ったのですが、外国人の方がたくさんいました。先ほどの観光地に加えて、ホテル併設のレストランも、多くの外国人に会える選択肢です。
お店の人とのやりとりが外国語で聞こえてきたり、話し声が聞こえてきたりすると、まるで海外にいるような気持ちになるかも…。
ちょっとお高めなホテルのレストランでも、海外旅行に行く費用と比べてみれば、ぐんとお安いと思います。
3. 海外のグルメを自宅で味わう
最近は、世界各国の食品を自宅で味わえるようになりました。
楽天市場のデータによると、世界各国のお取り寄せ食品の流通額が大きく伸びています。2019年と2023年の流通総額上位20か国を比較した場合、各国の料理の伸び率は、約3.3倍に増えたそう。
シンガポール料理は約14.2倍、ペルー料理は約14.1倍、トルコ料理は約6.7倍、メキシコ料理が約6.7倍、インド料理が約5.5倍、韓国料理が約4.0倍、ベトナム料理が約3.7倍、中華料理が約3.3倍といった具合です。
楽天市場では、ペルーで人気の「インカコーラ」や、ブラジルの総菜の定番のコロッケ「コシーニャ」、マレーシアのスープ「パクテー」、タイ南部の刺激的なカレー「ブリックカレー」など、身近なスーパーやレストランではなかなか見かけないような珍しい各国のグルメも入手できます。
ネットショップは、クチコミが見られるのも便利。参考にしてみながら選んでみて、海外気分を”食”で味わうのはいかがでしょうか。
番外編. ホームステイを受け入れる
この夏すぐできることではありませんが、念頭に置いておくとよいのが、海外からホームステイを受け入れることです。
ちなみに筆者は、これまでドイツの高校生を3週間、アメリカの高校生を1か月半、受け入れをしたことがあります。
海外から直接来てもらえるので、日々の暮らしの延長線上で海外気分を味わうことができます。
受け入れの際にかかる費用は、家族が一時的に増えるイメージです。食費や一緒に出かける時の費用くらいですので、自分が海外旅行に行くことに比べたら非常に少ないといえるでしょう。
朝起きてすぐに、海外の方と一緒に過ごすことで、言葉はもちろん、文化の違いについても身をもって感じられます。
数日~数カ月単位まで様々なタイプがあり、日本語が全然話せない人から、少しは話せる人までさまざまなケースがあるようです。
ただし、注意点もいくつかあります。「日本はどんな国だろう」と興味を持って来てくれた方に向けて、日本を代表して受け入れることを頭に入れておきましょう。さらに、人と人との関係なので、相性にも左右されるようです。途中で「気が合わないし、面倒だからやっぱりやめた」というわけにはいきません。
筆者は幸い、2回とも大変楽しい時間を過ごせましたが、文化や性格などの違いからコミュニケーションに苦労するケースも聞きます。しっかり調べて、さまざまな心づもりをしたうえで責任をもって受け入れたいですね。
今回は、お金がないけれど海外旅行気分を味わいたい方に向けて、お金をあまりかけずに楽しむ方法を3つプラスαお伝えしました。物事はとらえ方次第で、楽しめるものです。ぜひ、参考にしてみていただけたらと思います。
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