ハンガリー経済開発相、EV移行促進案をEUへ提出、中国製EVへの相殺関税措置に反対

ハンガリーのナジ・マートン経済開発相は現地時間10日、ハンガリーの首都ブダペストで記者会見を開き、欧州連合の電気自動車への移行を促進する一連の措置を含む提案をEUに提出したことを明らかにしました。

ハンガリーのナジ・マートン経済開発相は現地時間10日、ハンガリーの首都ブダペストで記者会見を開き、欧州連合(EU)の電気自動車(EV)への移行を促進する一連の措置を含む提案をEUに提出したことを明らかにしました。

ナジ経済開発相は、EUには各加盟国の異なったEV発展戦略を調整できる措置が必要だと強調し、50キロごとに充電ステーションを設置すること、80%のガソリンスタンドへ充電装置を設置すること、EVを購入するEU加盟国の国民に購入補助金4500ユーロ(約79万円)を支給することなどを提案しました。

また、「EUは競争力を向上させるために監督や管理の圧力を軽減する必要があり、グリーン移行に技術的中立性と循環型経済を考えなければならない。EVへの移行は欧州の工業競争力の核心だ。ハンガリーはEVに関わる法律の制定をEUに提案する予定だ」と述べました。

中国製EVに暫定的な相殺関税を課すことについて、ナジ経済開発相は、「ハンガリー政府はEUが続けてきた保護主義と市場制限措置に反対する。この措置は貿易戦を引き起こす可能性があり、いかなる当事者にも利益をもたらさない」との考えを示しました。(提供/CRI)

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