久保康、古巣・阪神打線を警戒 三浦は来月初登板も

 甲子園球場で29日に予定されていた阪神との13回戦は降雨のため中止となった。先発予定だった久保康は30日の阪神戦にスライド登板する。この日は登板に備え、室内練習場でダッシュやノックなどに汗を流した。

 プロ12年目は古巣の阪神打線を「全体的に元気よく振れているわけではない。ただヒットは出ているし、まとまりがある」と警戒。先発陣が3試合連続で6回を持たずに降板しているだけに、より長いイニングの投球が期待される。右腕は「あしたに向けて一つ一つ、できるだけの準備を重ねていく」と淡々と語った。

 30日に先発予定だった砂田について、ラミレス監督は「リリーフとして待機してもらうか、先発としてどこかで投げてもらうか。投手コーチと相談して決めたい」と話した。■現役最年長の三浦、来月登板か  現役最年長の三浦が7月5日からの9連戦で今季1軍初登板を迎える可能性が出てきた。29日の練習前、ラミレス監督が報道陣に「(9連戦で)背番号18の登板? いい勘だね。まだ決まっていないけど、これから投手コーチと話し合うよ」と示唆した。

 三浦は今季2軍で10試合に登板し、1勝4敗、防御率5・65。この日、ブルペン捕手を相手に投げ込んだ右腕は「(登板については)何も聞いていません。今はその日、その日のテーマを持って過ごせている。頑張るだけです」と汗をぬぐった。(甲子園)

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