うそ太郎誕生経緯が明らかに 人気コント番組「LIFE!」が初ライブ

 NHKで放送中のオムニバスコント番組「LIFE!〜人生に捧げるコント〜」(木曜22時25分から)の初ライブが7日、千葉・舞浜アンフィシアターで行われた。

 座長を務めるウッチャンナンチャンの内村光良(51)が、スーパーの総菜コーナーで、値引きシールを貼る、主婦の味方「スーパースター」で始まった公演は、内村がドランクドラゴンの塚地武雅(44)らと、マイケル・ジャクソンの曲に合わせて華麗にステップ。ブレークダンスがうまく行かない俳優ムロツヨシ(40)の横で、マイケル好きを公言している星野源(35)が、ムーンウォークを決め、会場を沸かせた。

 塚地がイカの着ぐるみを着込み、ラジオ体操のような「イカ大王体操第2」を踊る場面では、客席からの質問を公募。「星野源さんはどんな人?」と問われた“イカ大王”は、「前にも星野のことを聞かれた」と、自分ではなく星野人気にがっかり。「ただの変態です」と意地悪に回答すると、続けて「ムロさんは?」との問いが。星野の時とは一転、強気で「どうとも思いません」と突き放し、客席を笑いで包んだ。

 この日、1番の歓声を浴びていた星野は、うそばかりつく、寿司(すし)屋の見習い“うそ太郎”が、内村扮(ふん)する大将と出会った経緯を紹介。先輩を待っていたうそ太郎が、時間をつぶそうと、道に置かれていた段ボール箱の中に入り、じっとしていた時、大将と目が合い、「心ない飼い主に捨てられた」と最初のうそをつき、心をわしづかみに。“捨て犬”のような目で大将を見つめると、だまされた大将が、「うちに来い」と誘い、弟子入りした事実が明かされた。

 コントを終えた星野は「人前で初めてやったので、燃えた」と充実した表情を見せた。自身が主役のコントでも、星野にお株を奪われたムロは、「客席も源ちゃん、源ちゃんって、源ちゃんばっかり」とうなだれると、塚地に「自分の名前を、源ちゃんだと思うんだよ」と慰められていた。

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