大西飛行士と対話 フロンターレ、来月16日に企画 参加児童募集 

 君も宇宙と交信しないか−。川崎フロンターレが8月16日、ロシア・ソユーズロケットで宇宙へと旅立った大西卓哉・宇宙飛行士と生交信するイベント「宇宙スター☆ジアム」を等々力陸上競技場(川崎市中原区)で開催する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と市の全面協力を得て実現した壮大な企画では、大西さんと交信する小学生も募集中だ。

 クラブは創立20周年の記念として、人気漫画「宇宙兄弟」とJAXAとNASA(アメリカ航空宇宙局)の協力を取り付け、「宇宙強大」という一大プロジェクトを企画。8月16日夜のイベントでは、国際宇宙ステーション(ISS)と等々力競技場を結び、大西飛行士と生交信する予定だ。

 クラブからは代表して中村憲剛主将が参加。小学生3人の交信タイムも設けられ、その様子はスタジアム内の大型スクリーンに映し出される。

 市内出身のプラネタリウム・クリエーターの大平貴之さんが開発したプラネタリウムの実施や、映画「宇宙兄弟#0」の上映、JAXA広報の柳川孝二さんによる講座「宇宙へ行こう」、その他関連グッズの物販も行われる。

 企画担当者のフロンターレプロモーション部の天野春果部長は「ISSの運用状況によっては交信ができない可能性もあるが、どうか成功させたい」と祈る。7月7日のソユーズロケットの発射成功は、生中継を見ながら万歳をして喜んだ。「サッカーも宇宙も、子どもに夢を与える存在。その両方が合体して、さらに大きな夢をみせてあげたい」と話した。

 午後5時半〜10時。交信は同8〜10時の20分間を予定。入場無料、事前申し込み不要。交信を希望する小学生(保護者の同伴必須)は、クラブホームページの応募ページから申し込む。7月25日午前10時必着。問い合わせは、フロンターレ電話(0570)000565。

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