横浜市大生と洋菓子を開発 三陽物産

 横浜市大国際総合科学部の学生と、洋菓子の三陽物産(横浜市中区)による共同開発商品「ヨコハマのカモヘイ マシュマロ」が18日から発売された。2014年に始まった同プロジェクトは、同社の協力で市大の鈴木伸治教授らのゼミ生が「社会に役立つお菓子」をテーマに調査、計画しながら開発しており、今回で3例目。

 石島千尋さん(21)と小澤希咲さん(22)の2人が担当。横浜ゆかりの童謡といわれる「かもめの水兵さん」にスポットを当て、かもめをモチーフした「カモヘイ」をイメージキャラクターとしてデザイン。同社と商品開発に当たった。

 「カモヘイ」が描かれたパッケージは水兵帽の部分がふたとなり、中には全て違う顔がプリントされたチョコマシュマロが入っている。2人は「1年以上かけて計画、商品化してもらい本当にありがたい。横浜で愛される一品になってほしい」と喜んでいる。

 8個入り600円(税別)。施設保全に役立ててもらうため「帆船日本丸」に売り上げの一部を寄付する。モンテローザ横浜本店(中区)のほか横浜高島屋など市内土産店で販売中。問い合わせは、三陽物産電話045(251)8642。

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