リオで健闘誓う 女子7人制ラグビー日本代表

◆母校で谷口選手の壮行会 リオデジャネイロ五輪で初めて実施される7人制ラグビーの女子日本代表で、神奈川県鎌倉市在住の谷口令子(のりこ)選手(23)の壮行会が21日、母校の北鎌倉女子学園中学校高等学校(同市山ノ内)で開かれた。谷口選手は「絶対に金メダルを取る」と活躍を誓った。

 谷口選手は兄の影響で、小学3年から鎌倉ラグビースクールに通い始めた。中高時代は陸上部に所属。現在はクラブチーム「アルカス熊谷」でプレーしている。

 谷口選手は「スクールで男の子と一緒にプレーし、強い精神力を育ててもらった。陸上部で鍛えたランニングは今、自分の強み。五輪では金メダルを目標に、心を一つに戦いたい」と決意を語った。

 生徒代表の森田棟子さん(17)が「悔いの残らないプレーができるよう願っています」と激励の言葉を述べ、駆け付けた同スクールの子どもたちも記念品を贈呈した。◆山口選手、小出選手が横浜市長訪問 リオデジャネイロ五輪で初めて実施される7人制ラグビー女子日本代表の山口真理恵選手(26)=ラガール7=と小出深冬選手(20)=アルカスクイーン熊谷=が21日、横浜市の林文子市長を訪問し、五輪での健闘を誓った。

 山口選手は市立汐入小、寛政中、県立横浜立野高出身で、小出選手は市立小田小、小田中、金沢高出身。共に小学生の時にタグラグビーで遊んでいたことが、競技の道に進むきっかけになったという。

 市役所を訪れた両選手に対し、林市長は「これからは女性活躍の時代と言われている。スポーツを通して多くの女性を励まし、子どもたちに夢を与えてほしい」と激励。「若ければ私もやってみたい」と興味津々の様子で話していた。

 山口選手は「勇気と希望を与えられるような試合をして、必ずメダルを持って報告に来たい」、小出選手は「今タグラグビーをやっている子どもたちに、頑張れば金メダルを取れることを伝えたい」と意気込んだ。

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