有罪判決確定した町議に懲罰動議 葉山町議会

 覚せい剤取締法違反の罪で執行猶予付き有罪判決が確定した細川慎一葉山町議(42)に対する懲罰動議を22日、細川氏を除く全議員が町議会議長に提出した。20日の町議会全員協議会で細川氏が会派室での覚醒剤使用を認めた言動が、議会基本条例や議会会議規則に反するとして「議会の品位と尊厳を著しく損なう」とした。

 懲罰には一定期間の出席停止や除名などがある。町議会は25日に本会議を開いて懲罰特別委員会を設置し、懲罰の内容を審議する予定。除名には、議員の3分の2以上が出席した本会議で出席者の4分の3以上の同意が必要となる。

 町議会は4月、細川氏を「議員資格なし」と決定したが、失職した細川氏側の審査申し立てを受けた知事が今月、決定を「違法」と裁決。細川氏は議員資格を回復している。

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