
【新華社広州5月21日】中国広東省広州市にある黄埔総合保税区で19日、保税輸入の化粧品を積んだドローンが通関検査を終えて離陸し、1分後には広州開発区紅酒文化街にある越境電子商取引(EC)直販店の顧客に商品を届けた。
同市の越境ECプラットフォーム企業、広州跨境通電子商務の翁健苗(おう・けんびょう)董事長は、ドローンなどの航空機を利用して貨物を輸送する「低空物流」の最大の優位性は時間効率の高さにあると指摘。同保税区の越境EC監督管理センターから紅酒文化街の越境EC直販店までの2キロをわずか1分で飛び、人手による仕分けや車両の手配などの手間が省けるため、注文1件当たりの物流コストを60%削減できると説明した。
同保税区は昨年4月、越境EC輸入商品のドローンによる直接配送をいち早く導入し、越境ECと「低空経済」が融合発展する新段階を切り開いた。
黄埔税関が管轄する穂東税関は、自動仕分けシステムとドローン手配プラットフォームの連動を通じて、商品が保税倉庫での通関手続き完了後すぐにドローンに積み込んで越境EC直販店へ配送できるようにし、ドローンと保税倉庫、越境EC直販店とのシームレスな連携を実現した。
今年4月には、中国初の越境EC低空物流都市間航空路線が、同省の広州市と東莞市で試験飛行に成功。従来の陸路輸送では50分かかる都市間配送業務をドローンはわずか10分でやり終えた。
同保税区は、越境ECと「低空経済」融合発展に取り組んでからの1年間で、越境EC輸入商品のドローン配送固定路線を4本開設。配送した小包の数は600個余り、貨物総額は約20万元(1元=約20円)に達した。(記者/壮錦)