横浜市港北区の横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で25日、ラグビーの五郎丸歩選手(30)らによる教室が開かれ、小学生200人が参加した。
五郎丸選手とパートナーシップ契約を結ぶアサヒビールによるラグビー振興プロジェクトの一環。明治学院大学ラグビー部ヘッドコーチ(40)や同部員も指導に当たった。
1対1で相手を抜くプレーや、後ろにいる味方選手へのパスなどを練習。タグラグビー形式の試合も実施された。ボールを持つ五郎丸選手からタグを奪った男児(9)=同市金沢区=は「憧れの選手の一人。とても体が大きかった。僕もラグビー選手になりたい」と話していた。
終始、大勢の子どもたちに囲まれた五郎丸選手。「どうしたらうまくなれますか」との質問には、「自分で努力し、目標とする選手のプレーを見ること」と答えていた。
五郎丸選手は2015年のワールドカップ(W杯)日本代表として大活躍。同競技場は19年日本大会の決勝会場に決まっている。「初めての子どもが多かったようだけど、こうした舞台でラグビーボールに触れ、楽しんでくれてよかった。自分自身も随分いい時間を過ごせた」と笑顔を見せた。