
【新華社ウルムチ6月16日】中国新疆ウイグル自治区で建設が進む天山山脈の南北を結ぶ世界最長の高速道路トンネル「天山勝利トンネル」の2号立て坑が13日、無事にトンネルまで掘削され、同トンネルの「呼吸システム」が完成した。
同トンネルは、ウルムチ市と尉犁(ロプノール)県を結ぶ烏尉高速道路の重要工事で、全長22.13キロに及ぶ。険しい天山山脈は自治区南北の往来を阻む障壁となっていたが、トンネル開通により、わずか20分余りで通過できるようになる。この長大なトンネルの建設と運用に当たり、作業の安全と空気質の問題を解決するため、建設者はトンネルの上部に4カ所8本の立て坑を掘削し、「呼吸システム」の役割を果たす八つの「天窓」を設ける。
そのうち2号立て坑は深さ707メートルで、235階建てのビルの高さに相当する。立て坑の掘削には、中国インフラ建設大手、中国交通建設集団が独自に開発した寒冷地・高地対応の超大口径全断面硬岩立て坑掘削機「首創号」が投入された。掘削、排土、支保工を連続的に行う新たな坑井掘削技術を採用することで、坑内作業の無人化と「一度の掘削での立て坑完成」を実現させた。(記者/宿伝義)