「職員は分からんですもんね」 村長発言巡り紛糾 球磨村議会、3時間半遅れで開会 

会見で自身の発言について説明する球磨村の松谷浩一村長(右)=17日、同村

 17日に定例会の初日を迎えた熊本県の球磨村議会は、松谷浩一村長の村職員に対する発言を巡って紛糾し、開会時刻が予定より約3時間半遅れた。発言に村職員を中傷する意図があったとみた複数の村議が、「村長と職員の信頼関係がないままでは議論できない」として村長に報道陣への説明を要求。村長が釈明会見を開く異例の事態となった。

 問題とされた発言は、松谷氏が以前、住民から村政への苦言を受けた際などに「役場職員は分からんですもんね」と複数回述べたというもの。同日の議会全員協議会で問題となり、午前10時の開会を遅らせ、正午ごろ会見が開かれた。

 松谷氏は、報道陣や村議、村幹部職員らを前に「いつ、どのような状況で言ったかは記憶にないが、発言したこと自体は事実」と説明。ただ、「職員を否定、批判するような意図はなかった」としながらも、真意は述べなかった。

 会見後、議会は午後1時半ごろに開会し、議案上程など予定の日程をこなした。松谷氏に記者会見を求めた一人の舟戸治生議長は、報道陣に「議場での議論をスムーズにするため、開会を遅らせてでも村長に説明してもらうべきだと判断した」と話した。(金村貫太)

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