人気施設「西豊田温泉」(青森県藤崎町)が休業 設備老朽化、復旧のめど立たず 町民「困った」

設備の老朽化により休業している「西豊田温泉」が入る藤崎老人福祉センター=19日午前

 青森県藤崎町は19日までに、藤崎老人福祉センター内にある「西豊田温泉」を設備の老朽化により休業すると発表した。復旧のめどは立っていない。

 町内の65歳以上の高齢者は100円で入浴でき、年間10万人以上が利用する人気施設で、町民からは休業を嘆く声が上がっている。

 町によると、源泉からお湯をくみ上げる際の湯量が少なくなったことから、ポンプの交換を試みたが、経年劣化で腐食がひどく、交換できなかった。当初は16~19日の間に作業を終え、営業を再開する予定だった。営業再開には新たな井戸が必要だが、費用が高額で時間を要することから、温泉掘削は未定となっている。

 町は町内の65歳以上の高齢者に「いきいき手形」を発行。提示すれば、藤崎・常盤それぞれの町老人福祉センター内の温泉を通常大人300円のところ、100円で入浴することができる。西豊田温泉利用者の約7割が手形を利用している。

 西豊田温泉が休業している間、町は常盤老人福祉センター内の温泉利用を促している。町の循環バスや福祉バスを利用し、藤崎地区からでも常盤老人福祉センターに行くことができる。

 ほぼ毎日西豊田温泉を利用しているという同町の中村ハツヱさん(83)は「100円で利用できるのは便利でありがたかった。これからどうするかなと困っている」と話した。

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